GIGI日記~映画とか本とか~

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鬱病で弱っている人々へ

さて、鬱病で悩んでいる人、会社に行けなくなってしまった人、働けなくなってしまった人は、すぐにブックオフに走るか、あるいはブックオフオンラインまたはネットオフで、樺沢紫苑(かばさわ・しおん)先生の本を買ってみてください。絶対に、とは言いませんが、樺沢先生の本を読めば、かならず今の辛い状況から抜け出すきっかけ、またはヒントになるはずです。

病院に行ってもなかなか改善しない人、あらゆる窓口に相談してもダメだった人、そういう人たちは、是非、まずは騙されたと思って、樺沢先生の本を手に取ることをおすすめします。

同時に、ボクの様にそういう境遇にない人にとっても、先生の本は非常に勉強というか、生きるための強力な武器になりますので、一冊は自宅の本棚に備え置くべきだと思いました。

あらゆる学校で、SDGsや脱炭素、気候変動等の全く無意味で無駄で不毛な(断言します)プロパガンダ(教義)を教えるぐらいなら、樺沢先生の本を教材にした授業を設けるべきだと思います。その方がきっと、社会は平和でやさしくなると思います。そして自殺者は格段に減るはずです。

ちなみにボクが樺沢先生を一押しするのは、先生がこれまでずっと精神科医として第一線で患者さんと向き合い、書籍も30冊以上を執筆し、現在はYoutubeの発信もされているからで、要は誰よりも患者と向き合い、現場を知っているからです。口だけ番長、似非専門家、政府の御用学者ではないからです。

そして先生が自身の書籍で繰り返し述べている言葉、

「メンタル疾患で自殺する人を一人でも減らしたい!」

ボクはそこに強く共感し感動しました。これが先生の活動の根っこ、柱にあるんです。どうでしょう?信頼できそうじゃないですか?

一方で、我が国のコロナ対策はどこに根っこがあったのか?というと、政治家や有識者や医師会等の保身や利権がすべてで、国民不在の極めて政治的な対策だったわけです。なぜそう言い切れるのかと言えば、有識者や医師会のメンバーの中に、第一線でコロナ患者を診察・治療していた医者が一人もいなかったからです。

第一線で患者をみている医師が不在の会議や委員会で、一体どこをどうすれば正しい判断や政策を実行できるのでしょうか(長くなるのでここでやめ)。

さて、樺沢先生ですが、先生の欝予防、あるい欝の改善策として取り上げている方法は非常にシンプルで、お金は一切かかりません。必要なのは、ToDo、つまり行動あるのみ!詳しくは書籍を買って読んでもらうとして、ここではさらっと要点だけ述べておきますが、全部で大きく3つあります。

①睡眠を毎日7時間以上取ること。

そもそも仕事で欝になって出社できなくなるのも、多忙で帰りが遅くなったり、時に徹夜したりして、十分に睡眠が確保できなくなるからなんです。それにより脳内のセロトニンの分泌量が減り、自律神経が乱れ、欝になるわけです。セロトニンというのは脳の神経伝達物質の一つで、覚醒や感情をコントロールする物質です。この分泌量が減るのは不規則な生活が原因なので、睡眠の質の低下や、睡眠不足が大敵なんです。

②朝に散歩すること。

このセロトニンを正常に分泌させるためには、朝きちんと起きて、日の光を浴びることが重要です。それにより脳が覚醒(目覚め)し、適切な量のセロトニンを分泌することができるようになります。大体、日を浴びてから15分ぐらいで分泌、活性化します。30分以上は神経が疲れてしまうので、長くても30分でOKです。これによりセロトニン神経が活性化し、体内時計がリセットされ、副交感神経から交感神経への切り替えが完了し、自律神経が整えられます。

③週150分以上の運動をすること。

これは1日に換算すると毎日20分程度の適度な運動をするということで、当然、通勤する人は、ダラダラ歩くのではなく、意識的に早足で歩くようにすることで達成できます。その際に紫外線を浴びることで、ビタミンDが作られ、骨を丈夫にするカルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にします。

以上、たったこれだけです、マジで?、はい。

ただ、この3つって、リーマンが毎日出勤し、仕事して、帰宅して、決まった時間に寝てれば、ほとんど誰でも無意識にやってる事ではないですか?

ということは、メンタル疾患の患者はこのコロナの影響でとんでもなく増えたんではないでしょうかね。だって、そういう通勤のメリットそのものを、在宅ワークがぶっつぶしたわけですから。なので、通勤そのものがなくなってしまった人は、たとえ15分でも、家の周りを散歩するだけで劇的に体調と精神が改善させるということです。

しかし、たったこれだけですよ。これだけで欝を防いだり、あるいは改善することができるんです。ただ、そのためには自分でやると決め、実際に行動しないとダメですが。

もちろん、ほかにも食事の重要性や、セロトニンのほか、オキシトシンドーパミン等の三大幸福物質の重要性にも触れられています。

ちなみに、セロトニンは心と体の幸福、オキシトシンは人とのつながりや関係における幸福、ドーパミンは目標達成や社会的成功ということになります。

しかし、何より重要なのは、セロトニン的幸福(心身)とオキシトシン的幸福(関係性)、つまり、心身共に健康で、ちゃんと仕事して、奥さんと仲良く幸せに暮らしてさえいれば、そうそう精神的におかしくなることはないってことですよ。

後は樺沢先生が何度も繰り返しているように、自己の成長をにつながるアウトプット(書く、話す、行動する)を実践できるようになればもうキミは万々歳!というところでしょう。

樺沢先生の本がすごいのは、これまでボクがよく理解できていなかった「欝」について、きちんと科学的に説明し、その原因と解決策(ToDo)を示しているところです。

不安を煽るだけ煽り、あなたは悪くないと諭し、解決策はよくわからない、といういい加減な本ではないのがすばらしい。

一方で振り返ってみると、ボクもかなり多忙な毎日を送っていますが、なぜメンタルがおかしくならないですんでるのかも、この本を読んでよく分かりました。
要は、↓こういうことを無意識に生活の中に取り入れていたからなんですね。

①毎日絶対に7時間以上睡眠を取る。徹夜は絶対にしない。
在宅ワークせずにきちんと通勤し、早足で移動する。
③決まった時間に起きて、決まった時間に寝る。
④毎日、朝食をとり、昼はお弁当、夜も自宅で食事する。
⑤加工食品は買わず、お菓子も食べない。毎日、肉、魚、卵、味噌汁、豆、わかめ、ひじき、おから、納豆、ゴボウ、レンコン、緑黄野菜をバランスよく取る。
⑥休みの日も朝散歩する。
⑦毎日奥さんと30分以上話をして、猫と戯れる。
⑧(可能な範囲で)アウトプットする。

意識してか、無意識なのか、ボクはこういう生活をずっと続けてるので、メンタルもフィジカルもおかしなことになってません。まあ、そういう生活の正しさが、樺沢先生の本で証明されたような気がします。

しかし、先生の本の影響なのか、ちまたには「○×大全」が溢れてますね。先生のマネすんな!と思いますが、購入前に樺沢先生の本かどうか必ず確認しましょう。だって似非と便乗がくさるほどいますので。

ともあれ、世の中のメンタルを痛めて弱っている皆さんは、先ずはブックオフへGO!!ですよ。樺沢先生の本は、そんな弱った皆さんにやさしく響くはずです。