GIGI日記~映画とか本とか~

映画、本、料理、植物、ときどきファッション

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天才、pha(ファ)さん

唐突ですが、本はかなり幅広いジャンルを読みます。たくさん好きな作家さんがいますが、最近のお気に入りはphaさんですね。

phaさんは「厳密にはニートじゃない」とか「セミ・リタイア」とか色々いわれてますが、僕からするとどうでもいいです。そもそも、日本人はよくわからない人が出てくるとすぐビビって慌ててカテゴライズしてわかったふりをして安心したい、といった大人とか評論家がたくさんいるけど、そういう論法はくだらないと思います。

まず、僕は働いていて定職があるけど、そんな人間にもphaさんの考え方は非常に新鮮で役立つことがたくさん書いてあって、phaさんの本は僕の人生のバイブルの一つです。

もう一つは「だるい」とか「しんどい」とか「疲れた」とか「クソゲー」といった用語を多用するところが好きです。この言葉、なんか優しいホワっとした感じがして僕は大好きです。

・働かないで生きていたい。好きなことだけやって生きていきたい。                     ・猫を撫でていたい。散歩好き。本とか漫画が好き。                 ・人と話すのがしんどい。毎日決まった時間に起きて同じ場所に行くのがだるい。                  ・家にいるだけでも、実際、掃除とか洗濯と家事とか、やることは意外にたくさんある。

これって、ものすごく共感です。けれど、未だにこの国ではどこかに属していないと不安な人が多いようだし、実際、生活レベルを下げたくないとか、色んな事情で嫌々ながら仕事をしている人がほとんどなわけで。

けれど、人は生きるために仕事をするのであって、仕事をするために生きているわけではないし、「仕事が忙しくて飯食えない」のは「飯を食うために仕事をしている」のだから論理破綻っ!ってなことを昔なんかの本で読んだけど、そういう当たり前のことをPHAさんは気づかせてくれます。

昔読んだ漫画で「ボーダー」という漫画があって、その中で「無為こそが過激」という革命的な台詞があるんだけど、それを地でいっているのがphaさんというか・・・。つまり、人は何もしていないという無為状態に堪えられず、どんどん内向きになって妙なことばかり考えだして犯罪に走るとか過激なパンク的行動に出たりしがちなので、そうならないように自分が没頭できること、好きなことを普段からきちんと把握しておくことが重要なんですよね。

ただ、自分は結構仕事も楽しくて、休日出勤もかなりするけど、休むときはがっつり2週間ぐらい休んで、そのときに好きなこともたくさんしているので、逆に毎日が休みで好きなことばかりできる環境にどこまで耐えられるか、といった不安もあります。

とはいえ、自分が会社クビになっても、いかようにでも生きていけるさ!という自信とか能力を磨いておくのは重要だと思います。

phaさんの本は全部好きだけど、特に「ひきこもらない」は、なんか知らないけどがんばって賢明に走ってるイラストが好きです。

ひきこもらない

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