GIGI日記~映画とか本とか~

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その他「在宅という名の悲劇①」

皆さま今日も在宅勤務を満喫してますでしょうか。

僕は都内で緊急事態宣言の出た4/7からプチ在宅(週2日ほどは出社)が始まり、早2週間が過ぎましたが、はっきり言って「在宅もまた、それはそれで悲劇的にだるい」というのが正直なところでしょうか。

もともと引きこもりがちのネット系のオタッキーな人たちにしてみれば、今回の件でテレワークが市民権を勝ち取り、それはもうフランス革命並の朗報だったのかもしれませんが、ボク的には少し耐えられないというか。いくつかその理由を挙げましょうか。

①まず、かなりの運動不足になること。
②時間の間隔が曖昧で、ヘタをすると夜中まで頑張ってしまうこと。
③オンとオフの境界が曖昧で、勤務時間を過ぎてもメールなどを神経質に確認してしまうこと。
④数多い誘惑(映画、アニメ、マンガ、庭いじり)をひたすら我慢しなければならないこと。
⑤猫ちゃんが頻繁に邪魔しに来ること。
⑥コーヒーとタバコの量がハンパなく増えること。
⑦なんとなく定年後を疑似体験してる気持ちになること。
⑧在宅中に洗濯を取り込んだりしてると罪悪感があること。
⑨電話以外に会話しないので人恋しくなること。
⑩むしろ会社にいるよりも拘束感が強いこと。

などなど、もういくらでも挙げられます。なので、最近は朝少し早く起きて3キロほど歩くことにしました。それでかなり体調がよくなりましたね。やっぱり通勤するだけでそれなりに運動になってるんですハイ。

スマホにその日何歩歩いたかが表示されるようになってて、普段は会社に行って帰るだけで4,000歩、つまり大体3キロ位は何もしなくても歩いてるんです。が、在宅になって一日家で仕事をしているとなんとたったの75歩という!

ただ、それらを解決する方法が一つ、いや二つだけあります。まずはこのコロナのリスクを承知で無理矢理出社すること、まあ当たり前ですが・・・。そしてもう一つは、これを機に思い切って休みにしてしまうことです。休みにしてしまえば、スマホも切って、メールも開けずにひたすら自分の欲望に忠実に時間を使えますからね。

さらに、もう一つの変則的な解決策としては、在宅というフリをして、適当に休み休みダラダラ仕事しつつ「別に誰も見てないからいいや」と開き直る、といった中途半端かつパンクな方法もあります。案外、在宅を声高に叫んでる世の中の大半の人がこのパターンではないのでしょうか。

が、僕にはどうしてもこれができません。なぜなら、一度それをやってしまうと、そのままダークサイドに落ちてしまうこと間違いなしなわけでして。なので在宅って、よっぽど規則正しくて自分に厳しい人でないと、ずるずる堕落してしまって、運動不足とストレスで不健康になって、太ってハゲて、挙げ句は病気になりそうな気すらしてます。

しかし、こうして呑気に在宅ができるのも、病院の先生とか看護師さん、役所や警察やゴミ収集などの公共機関で働く皆さん、電車やバスの運転手さん、日々の食料等の生活必需品を安定的に供給してくれるコンビニやスーパーで働く皆さん、あとは何より運送業や宅配関係の皆さんががんばって仕事を続けてくれてるからこそ可能なんですが、あまりそのことは報道されません。

日本って、あまり普段は意識してないですが、先進国の中でもものすごくいい国なんです。川口マーン恵美さんの本を読むとそのことがとてもよくわかります。基本的に、公共機関の職員はみな親切で、宅配も2時間刻みで届くし、建設工事や改修工事は極めてスムーズに進むし、街中で言い合いになることも少なく、宗教的な差別も皆無で、教育水準も高くて、機会は極めて平等で、努力次第で何にでもなれるし、夜も安心して出歩けるし、水道の水も普通に飲めて・・などなど、こんな国って世界中で日本しかありませんよ。

こんないい国なのに、有事の際にはすぐに補償を!補償を!という方向には賛同できません。健康で普通に働ける人は、結局のところは自分で乗り切るしかないですよ。補償とかは、それができない人に絞っていくべきではないですか。

加えて、一律一人当たり10万円などという愚劣な政策は、最も安易かつ思考停止の何物でもなく、極めて社会主義的な政策だと思いますね。一見平等に見えて極めて不平等ということが、なぜかマスコミでは指摘されませんが・・・。

なので、もはやみんなで在宅なんかやめてしまって、「ロング・バケーション」しましょうよ。

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