GIGI日記~映画とか本とか~

映画、本、料理、植物、ときどきファッション

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映画「2019年ゴールデンウィークに見た映画」

ゴールデンウィークは何気に色々と忙しく、思ったほど映画は見れませんでした。映画                                      を見る以外に、古い本棚にペンキを塗ったり、庭の菜園の土壌改良をしたり、散歩とか料理とかにも気合いを入れてしまって、なんだか結構忙しく過ごしてしまいました。さて、細かな紹介は後日ゆっくりということで、以下に10本のラインナップと評価と即席コメントを。

①ボルグ/マッケンロー(評価:★★★★★)                                   ②ユダヤ人を救った動物園(評価:★★☆☆☆)                   ③ブロークン/過去に囚われた男(評価:★★☆☆☆)                              ④私はあなたのニグロではない(評価:★☆☆☆☆)                  ⑤ミスエデュケーション(評価:★★☆☆☆)                           ⑥ディーパンの戦い(評価:★★★★☆)                              ⑦ブラッドファーザー(評価:★★☆☆☆)                                    ⑧スノーデン(評価:★★★★☆)                                               ⑨シチズン・フォー/スノーデンの暴露(評価:★★★★☆)                            ⑩ペルシャ猫を誰も知らない(評価:★★★☆☆)

以下、即席コメント。

①「ボルグ/マッケンロー」はとにかく最高です。一つ前の記事でそのすばらしさを伝えておりますのでよろしければ読んでくださいね。

②「ユダヤ人を救った動物園」ですが、これまた最近の売れっ子、ジェシカ・チャスティンです。物語はとにかく動物がかわいそうでかわいそうで。はっきり言ってユダヤ人は二の次でした・・。ところで「モリーズ・ゲーム」でびっくりしましたが、ジェシカ・チャスティンって結構巨乳だったんですね。モリーズ・ゲームでふと気づき、そしてこの映画で確信しました。

③「ブロークン/過去に囚われた男」ですが、アル・パチーノがもう70代にも関わらずとにかくちょ~かっこいいんです。が、はっきり言ってどうでもいい内容でした。ブロークンとかってタイトルからして煽っておいて、じゃあどんなにすごい過去があるのかというと別にたいした話じゃなくむしろどうでもよくて・・・・。アル・パチーノが鍵屋(スペアキーを作ったり、開かない鍵を開けたり)という設定とか、住んでる家とかはもう最高にクールなのに、物語がそれに追いついてなくて。これ、もう少し脚本を練れば絶対いい話になったのに・・・残念!

④「私はあなたのニグロではない」なんですが、まだ見てから10日ほどしか経ってないんですが、全く覚えてません!黒人の公民権運動に尽力したキング牧師マルコムXについて、作家のジェームズ・ボールドウィンの未完成(未発表)原稿に基づいて、映像と文章にナレーションをかぶせて延々と解説されるんですが、忍耐力のない僕にはもう退屈で退屈で。ドキュメンタリーはよく見るんですが、ハードさとかギャグ要素が皆無でみょ~にまじめぶってるので僕には馴染めませんでした。そもそも、ジェームズ・ボールドウィンさんって知らないし、題も意味わかんないし。

⑤「ミスエデュケーション」はい、これも別のDVDの予告編で「無駄なシーンなんて一つもない。完璧な映画だ!」とか「クロエ史上最高の演技!」とか煽る煽る。で、すぐに騙されて借りてしまいました。主演は石原さとみにそっくりなクロエ・グレース・モレッツちゃんです。要はクロエ演じる女子高生キャメロンが、とある事情でキリスト原理主義の施設に入れられるんだけど、そこで色んな境遇にある同世代の人間たちと出会い、迷い、葛藤し、そして本当の自分を受け入れていく、といういかにも~な青春成長ストーリーなんです。・・・が、全てにおいて中途半端。僕はこの映画の制作陣が、クロエのエロシーンを見たいためだけに無理して汗かきながら作ったとしか思えませんでした。ともあれ、このブログの最初に描いた「ショート・ターム」がいかにすばらしいかを再確認しましたですハイ。

⑥「ディーパンの戦い」ですが、これ結構よかったです、まるで現代の「タクシードライバー」ですね。主役のディーパンはスリランカ武装闘争を繰り広げていたテロ組織の元戦士で、内戦が続きスリランカにいることが困難になり、フランスに逃れるという物語なんです。で、その際、赤の他人である女性と子供を引き連れ、偽りの家族を装って難民として逃げるというのがミソなんです。で、フランスに行っても麻薬売買とかギャング同士の抗争が絶えない団地に住まざるを得なくて、仕方なくその団地の管理人として生計を立てるわけですが、そこでもそういうクズどもの争いに巻き込まれちゃうんですね。そんなお話なんですが、とにかくディーパン役の役者がかっこいい。もと戦士なので、ギャングの銃撃戦なんかも「ガキが騒いでるだけだ!」とかって結構余裕で、団地を掃除したり、エレベーターを直したり、大工道具の入れ物とかも自分でせっせと作っちゃうし、とにかくマクガイバーみたいな冒険野郎オヤジなんですわ。これ、とにかくおすすめです。

⑦「ブラッドファーザー」って、メル・ギブソン主演の最近はやりの「実はやばいオヤジを敵にしてしまった」系のバイオレンスモノなんですが、もう巷には同じような題材の話があふれててよく覚えてません。強いて言えば娘役の女の子はかわいかったけど、もはや飽きましたね、このパターン。

⑧「スノーデン」と⑨「シチズン・フォー/スノーデンの暴露」はどちらもものすごくよくできてました、ぜひ一緒に見ることをおすすめします。特に「スノーデン」の方は、政治映画を描かせたらハズレなしのオリバー・ストーン監督(「JFK」「ニクソン」「ブッシュ」)だし、スノーデンを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットがクリソツですばらしかったです。何よりビビったのは、スノーデンって単なるオタク野郎かと思ってましたが、本物のエドワード・スノーデンってなかなかのイケメンなんですわ。この人、事件当時、日本では映画ほど注目されなかったように感じてますが(僕が知らないだけ?)、歴史的なことを成し遂げたヒーローだと思います。早くカナダに亡命できることを祈るばかりですね。

⑩「ペルシャ猫を誰も知らない」って、イランを舞台にした映画で、これも最初はものすご~く面白かったんですが、ラストの終わらせ方があまりにもひどくて。これって予算が尽きたんでしょうかね。とんでもなくいい映画になるポテンシャルは十分だったのに、ラストで台無しにしてしまうというまるでサッカー日本代表のような。クラウドファンディングでお金を集めて、ラストを撮り直してほしいですね。

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