GIGI日記~映画とか本とか~

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映画「コンテイジョン」

評価:★★★★☆

はい、皆さま、今日もおとなしく「STAY HOME」してますでしょうか。はっきり言いましょう。今見るべき映画はまさにこのコンテイジョンです、まちがいないです、すぐにマスク・手袋着用でGEOへGOするか、あるいはアマプラ、ネトフリなんかでご視聴ください。

今、世界中でコロナパニックに陥ってますが、ウイルスとは?クラスターとは?集団感染とは?そしてそれが加速すると世界の都市はどうなってしまうか?その恐ろしさを余すことなく体感したいのであればこの映画を見るべし!としかもう。

というより、各テレビ局も無駄に感染者数をカウントしたり、不甲斐ない首相がダメダメな会見を繰り返すくらいなら、むしろこの映画を24時間流した方がよっぽど効果があるんじゃないか?ってことなんです。それぐらい、先見の明のある映画です、さすが、映画界の鬼才、スティーブン・ソダーバーグさんですよ。先のブログに紹介したパンデミックアメリカ」の数倍よくできてます。まさに黙示録といえるような映画。

映画の作りとしては、アメリカや香港のある地域で原因不明の感染症による死亡者が急増し、その人間に接していた人間がどんどんウイルスに侵されていくという、まさに感染爆発とその対応に四苦八苦するWHO(世界保健機関とかCDC(疾病予防管理センター)を題材にした話なんです。

特にすごいのは、まさに感染爆発のその後を描いている部分で、世界中で、またアメリカの主要都市でも感染者が急増し、結局は軍隊を使って都市封鎖(ロックダウン)に乗り出すんですが、封鎖された都市内では警察等の治安維持や各種の公共機関・公共サービスなんかがほぼシャットダウンし、各地で暴動や略奪がはじまって、都市が完全に壊滅状態に陥ってしまうというところです。

まさに今、このコロナ騒ぎで世界中がまだここまで事態が悪化していないことが奇跡、そして感謝としかいいようがないですよね。

しかも、かなりの豪華キャストで、オープニングの感染者にグウィネス・パルトロー、その夫にマット・デイモン、WHOの疫学者にマリオン・コティヤール、CDCの医師にローレンス・フィッシュバーンケイト・ウィンスレット、フリーのジャーナリストにジュード・ロウなどなど、ほぼ全員が主演をはれるトップ・スターばかりじゃないですか。しかし、ローレンス・フィッシュバーンさん、マトリックスとか最近のジョン・ウィックとか、意外にご活躍ではないですか。しかし、ジュード・ロウはこの時点ですでにハゲてて、かつてのイケメンぶりがかなり劣化したかと。

この出演者の中で僕が一番好きなのは、なんといってもマリオン・コティヤールさんです。エキゾチックで線の細い美人さんで、ジョニー・デップと共演したパブリック・エネミーズとか、最近では「サンドラの週末」なんかがあります。あっ、この人って僕と同い年!しかもフランス人じゃないですか、どうりで品があるわけで。まあ、出番はそんなに多くないんですけどね。

そして、さすがはケイト・ウィンスレットちゃん、ものすごくいい演技してますわ。本当にアメリカの女優の層の厚さといったら、さすがです。

あっ、そういえば、イギリスのボリス・ジョンソン首相が回復に向かっているようです。あ~よかった。世界で最高の医療を受けているボリス・ジョンソン首相になにかあったら、さすがに集団免疫論なんか唱えてる場合じゃないな~と思ってましたが、本当によかったです。ただ、集団免疫論もそれなりの根拠があって、それをやられると困る勢力があるようです。そういう勢力がボリス首相を故意に感染させたり、抗体検査を増やしたくないがために「現時点での抗体検査の精度は低い!」などと、根拠のないままに言い出しているようですね。要は、この世界的なコロナ情勢の裏側で、恐るべき政治的なパワーが今もおしあいへしあい、ぶつかり合っているということなんです。

なにせ、コロナ後の世界はそれ以前とは一変しているわけで、中国の世界覇権国家への道は閉ざされ、欧州(EU)は崩壊し、そしてアメリカ国内でも財政が破綻、トランプ政権のこれまでの功績は全て吹っ飛び、再選は困難に・・・というね。そしてそんな中、莫大な利益を得る世界勢力とは一体どういう人たちなのか、考えるだけで恐ろしいです。

さてさて、現在ではこの緊急事態を受けて小池都知事がしきりに「STAY HOME」を訴えています。小池さんは、安倍総理やその取り巻き、そこいらの学者やコメンテーター、そして国会議員や役人なんかより、よっぽど説明も上手でテレビ映りもいいので、どうせなら今後は総理大臣になった方がいんじゃね?とすら思いました。皮肉にもそのことが今回の件で証明されてしまったので、総理とか政府筋が焦って急いでマスコミを使って小池さん批判に乗り出してるようです。

しかしボクはこの「STAY HOME」と聞くと、むしろ「STAY GOLD(ステイ・ゴールド)」を思い出してしまいます。この「STAY GOLD」って、アメリカの10代青春ブラット・パック映画で、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督アウトサイダーに出てくるセリフなんです。この映画って、要は山の手と下町に住む若いグループ同士の諍いをベースに、ヤングの恋や悩みや葛藤を描いたもので、日本の「若者のすべて」というドラマにもパクられたりしてる金字塔映画なんですね。この映画で、下町グループ「グリース」のメンバーであるジョニー(ラルフ・マッチオ)が火事でやけどを負ってしまい、その死の間際に、主役のポニーボーイ(C・トーマス・ハウエル)に「ポニー、いつまでも黄金でいろよ(STAY GOLD)、夕日を見つめる心が黄金だ、それをなくさないでくれ。」と言うんです。

要するに子どもの頃はみんな黄金なわけですよ。しかし大人になるにつれて全てのことにはあらかた慣れてしまって、色んな事に純粋に感動できなくなっていくわけでして。ジョニーは「世界は素晴らしいんだから、そういう当たり前のことに感動できる感受性をなくすなよ」と言いたかったわけです。まあ、現実には、黄金どころか、このラルフ・マッチオ君とトーマス・ハウエル君はハリウッドから消え去りましたが・・。

こういう事態になってはじめて普段の生活がいかに素晴らしかったかを皆さまも感じているんではないでしょうか。あの苦痛な満員電車ですら、今では少し懐かしいというか。。。なので皆さん、今月いっぱいは、とにかく「STAY HOME」しながら「STAY GOLD」しましょうよ。

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映画「みんなで休んで映画でも見ましょう!」

さてさて都内は4月7日に緊急事態宣言が出されましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。世界がこんなことになってしまうなんて、一月前は一体誰が予想したでしょう。さすがに今日は行きの電車はかなり乗客が減っていて、会社のあるビルの周りも人が少なかったように感じます。なんだかもう泣きそうになりました。少し前までコロナ批判や在宅批判を繰り返していたあの頃が懐かしいですハイ。まあその理由の一つとして、僕自身が2~3月にかけて業務に追われ続け、ほとんど休めずにクソ忙しかったわけですが、それも3月末で終了し、自分に一気に余裕が出た(要はヒマになった)からなんでしょう。しかし人間って、本当に勝手な生き物ですよね。ちなみに僕は、今月は週1~2日の出社に抑える予定です。それだけで感染のリスクを多少は下げられますから。

しかしここでまた真実を証明してしまいました。それは以前ブログで書いたように、「ヒマな奴ほど在宅(テレワーク)を推奨する傾向がある」ということなんですが、何より、この僕自身がそうでしたので、まさに真理かと。

ただ僕の主張は今みたいな何の規制や罰則もない緊急事態宣言なんかでなくて、完璧なロックダウン、つまりは先に紹介した戒厳令しかないと思うわけです。戦後75年、日本人は地道にあくせく働いてきたわけですから、最低限の職種を除き、3週間ぐらいみんなで休んでも別にいんじゃね?と思うわけです。会社も学校も全て休ませて感染者をあぶり出し、その感染者のみに集中して治療を行う、といった対応が可能な最後のチャンスのように思います・・・。

ちなみに、確かに無自覚のまま緩やかに感染を広げ、集団免疫をつけるという方法論も一つの対策かと思いますが、そもそも現在の感染者は、潜在的な感染者を含めても1万人程度しかいないわけですので、それを1億2千万人にまで広げることの方がむしろ難しいかと今は感じてます。

例えば、あるイベントの参加者数を調べるときに、その規模が大きいほど、参加者ではなく欠席者を調べた方が早いわけです。従って、この集団免疫論は、この出席者を調べていくような手法に近く、むしろ多大なる時間とコストがかかりそうです。が、欠席者を調べる、つまりは感染者に集中して対処していく手法の方が、遙かに時間もコストも最小限で済むような気がしてます。しかし、僕の好きなイギリスのボリス・ジョンソン首相、大丈夫なんでしょうか?とても心配してます。彼はどうも故意にコロナをうつされたようですが・・・。早くよくなることを祈るばかりです。

なので、そこのサラリーマンのおっさん!あのう~、あなたが3週間ぐらい休んだって、、あるいはあなたの会社が1ヵ月休業したって、世の中的には誰も気にしませんし、あと100年もしたらあなたやあなたの会社を知ってる人なんて誰もいなくなってますから、ここは一つ、家でおとなしくしてましょうよ。無理に在宅(テレワーク)なんてかっこいい横文字は使わずに、家で寝っ転がってダラダラ映画でも見てればいいんです。そこで、そういうリーマンの役立たずなおっさん達におすすめの映画を紹介します。・・・まあ、おすすめというか、僕が年度明けに見た映画って事なんですが・・。

ジョン・ウィック:パラベラム(評価:★★★☆☆)
②ホテル・ムンバイ(評価:★★☆☆☆)
③ライリー・ノース(評価:★★★☆☆)
④さらば愛しきアウトロー(評価:★★★★☆)
⑤ラスト・ムービースター(評価:★★★☆☆)

①さてさて、ジョン・ウィック「チャプター3」です。この映画って、もはやギャグと思って鑑賞するのが一番いいことに気づきました。そして、要はこいつらの組織って、日本のヤクザなんですよ。「主席」とか「契約」とか色々なもっともらしい用語が出てきますが、なんかミスったらボス(親分)の前で指を詰めたり、忠誠を誓ったり(盃を交わしたり)、そして血判押したりとか、もうモロにヤクザの世界そのまんまなんです。アクションはもう現実味がなさ過ぎて見てると眠くなってきますが、まあ色々と細かい部分で凝っていて多少は笑えます。特に今回よかったのは、ハル・ベリーさんが出てきてむちゃくちゃ強いのと、あと新設定の「裁定人(さいていにん)」というショートカットの女の人が情け容赦なくてキリッとしてて意外に好きになりました。映画としては、まあビミョ~ですが。ちなみに続編ありそうですね。

「ホテル・ムンバイ」は、2008年にインドの商業都市ムンバイで起きた同時多発テロの様子をものすごくリアルに映画化したものです。このテロ事件で少なくとも170人以上が亡くなったわけですが、僕はこの事件、知りませんでした。おそらく日本ではほとんど報道されなかったのかもしれません。とんでもなく恐ろしい映画で、この前に見たウトヤ島、7月22日」なんて比較にならないほどのすさまじさ。
このテロリスト達はパキスタンイスラム原理主義者なんですが、こいつらはゴムボートでムンバイに上陸し、それから何組かに分かれ、その後は駅の中とかホテルの中の人混みに向かっていきなりアサルトライフルを連射しはじめるんです。本当にクズできっちり洗脳された奴らなんですが、突然家族に電話して「パパ~、ママ~、お金は受け取った?みんな大好きだよっ!」とかって泣き出したり、こいつらの行動原理が全く理解できません。結局、金なんですかね。で、その間もずっとイヤホンから首謀者の命令がずっと繰り返されるんですが、この首謀者は未だに捕まってないようですね。すでに死んでることを祈りましょう。

まずい、2,000字を越えたので急ぎましょう。③「ライリー・ノース」ですが、これって以外によかったです。なにせ僕の大好きなジェニファー・ガーナーちゃんが主演で、やっぱり美人でかっこいいんです。要は、彼女が家族を殺したギャングたちに復讐を果たす物語なんですが、僕はジョン・ウィックよりもこっちの方が好きですね。キアヌ・リーブスのヘッポコ演技より、よほどジェニファー・ガーナーちゃんの方が演技もうまいし、いい表情してますよ、美人だし。

「さらば愛しきアウトローですが、これはフォレスト・タッカーという実在の銀行強盗を描いた映画で、僕はこの映画が一番おもしろかったです。彼は銃を一度も発砲することなく100回近く銀行強盗を成功させた強者で、しかも16回も刑務所から脱獄した記録まで持っていて、しかもそれが紳士然としたジェントルマンの70歳のおじいちゃんなんです。この役をさすがにいい年でじじいのロバート・レッドフォードがクールに演じてるんですが、もうそのスーツの着こなしとかがむちゃくちゃかっこいいんです。ロバート・レッドフォードって、17年前にブラピと共演したスパイ・ゲームの時は皺だらけのおっさんでしたが、この映画ではなぜかルックスが少し全盛期に戻ってるんです。整形したか、あるいはCGで修正したんでしょうか。僕はスーツが大嫌いなんですが、この映画を見て、ちょっとスリーピースのスーツとかをあつらえてみたくなりましたね。あと、僕の大好きな政治映画の「ミッシング」に出ていたシシー・スペイセクさんが出てるんですが、彼女は年をとっても(70歳近い?)きれいでかわいいですね。素敵です。

⑤さて最後の「ラスト・ムービースター」なんですが、われらがバート・レイノルズ兄貴の自伝的映画ですわ。要は落ち目のムービースター、バード・レイノルズが、勝手にデカい映画祭に招待されたと勘違いして行ってみたら、実際はものすごくしょぼくて手作り感満載の映画祭だったというだけの話なんです。一度は怒り狂って帰ろうとするんだけど、その途中で生まれ故郷に帰ってみたり、最初の妻に会いに行ったりで、まあ色んな出来事に遭遇し、少しずつレイノルズも心を開いていく、というおきまりの映画ではあるんですが、これがなんとバート・レイノルズ兄貴の遺作となってしまいました。その意味では有終の美を飾ったような郷愁感溢れる映画です。バート・レイノルズ兄貴は「ブギー・ナイツ」でも最高の演技をしてました、なんか彼って包容力のある役者なんですよね。

以上、リーマンのダメなおっさん達に是非是非見てもらいたい5本でした。まあ、ホテル・ムンバイはスルーしてもいいと思いますがね。・・・とはいえ、日本人は休むのがヘタなので、あの人もこの人も出勤するんだろうな~。あのね、会社(一部出社せざるを得ない人たち)はあなたが来ないで喜んでますって。

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映画「ターミネーター:ニュー・フェイト」

評価:★★☆☆☆

先般ようやく年度末の仕事を終え、早速何本か映画を見ることができました。しかし、ここに来てジョン・ウィックの3を見る前に2を見直したり、結構忙しかったですハイ。

さて、このターミネーター:ニューフェイト」なんですが、少し前に友人から、これまでに作られたPART3と4を半ばなかったことにして、正当なPART3として改めて作られたものと聞いていました。あのう~それはあまりにも強引すぎるんじゃ・・・。

なのであまり期待していなかったんですが、なんともはや、これはもう「ターミネーター」というコンテンツ自体がオワコンであることを証明してしまったような気すらしてます。けれど、じゃあクソつまだったのかというと実はそうとも言い切れず、それなりには楽しめました。しかし、どうしても僕はあの名作のターミネーター2:Judgment Day」と比較してしまって、あの完成度と比べるともはや全く勝負にならないというか。

ストーリーとしては、未来のAI軍団が、のちのち脅威となる人間を、そうなる前に排除(殺害)するために未来から過去にターミネーターを送り込むわけですが、人類側もその人間を守るために戦士を送り込むというもので、要はまんまPART2なわけです。なので、ターミネーターをはじめて連続で鑑賞する人が、1と2を見て、その流れでこの「ニューフェイト」を見てしまったら、繋がるどころかまったくPART2と同じじゃん!というね。

ただ、その戦士である強化人間のグレースを演じたマッケンジー・デイヴィスという女優さんは、転がったり蹴ったり殴ったりハンマーを振り回したり、かなりいい演技というかバトルをしてます。以前紹介した蜘蛛の巣を払う女のリスベット・サランデルみたいに、キリッとにらんだり、歯を食いしばって立ち上がったり、その目力(めじから)が強烈で、見てるととにかく応援したくなるんです。ルックスもサイボーグっぽくもあれば少女っぽくもあり、また一転して美人モデルっぽくもあるし、彼女の演じた「強化人間」という設定にぴったりはまっててキャスティングとしては素晴らしいと思いました。彼女だけがこの映画の救いでしょうか。

一方、この「ニューフェイト」でも、T-1000のパクりのRev-9という液体ターミネーターが出てくるんですが、こいつがもうオリエンタルラジオの中田さんにしか見えないわけです。中田さんがマジメな顔で永遠に追いかけてくるというね。

しかし、僕がこの作品を通してイマイチ理解できないのは、なんでシュワちゃんの演じたT-800というターミネーター毎回必ずシュワちゃんの顔でなければいけないのか?ってことなんです。別に体の中はサイボーグなんだから、表面の顔なんて毎回変わっていいはずなのに、決まってシュワルツネッガーのルックスという・・・。もはやこの点にこの作品の限界があるんではないですかね。

しかもこの「ニューフェイト」は、さすがにおばさん化したリンダ・ハミルトンさんまで引っ張り出してきて、無理矢理サラー・コナーを演じさせてますが、その必要ってありますかね。ハリウッドも高齢化なのか知りませんが、もうお年寄りはそっとしておいて引退させてあげてはいかがでしょうかね。デ・ニーロとかアル・パチーノとかハリソン・フォードとかマーク・ハミルとか、僕の年代にとってはヒーローですが、今の若い人たちっては誰もこの人達の偉業を知りませんよ。

特に気になったのが、僕が意外に好きだったターミネーター3:Rise of the Machines」のジョン・コナーを演じたブサイク俳優くんです。彼はニック・スタール君というんですが、私生活ではダメダメで、どうも現在はヤクの治療中のようですね。PART2でジョン・コナーを演じたイケメンのエドワード・ファーロング君もまたしかりで、アルコール依存症になったり離婚して逮捕されたり、私生活でのダメダメ度は五分五分のようです。やはり、人類の救世主(ジョン・コナー)というプレッシャーに耐えられなかったのかもしれません。

ここまで書いてターミネーター4:Salvation」の存在をすっかり忘れてましたが、このPART4って結構面白かったような記憶があるので、また時間のあるときに見直してみることにします。が、3年ほど前に見たターミネーター:新起動/ジェニシス」は痛烈なクソ映画で、途中までしか見てません。

思うにこのターミネーターシリーズって、もうさすがにシュワちゃん離れしないとダメなんではないですかね。いつまでも過去の栄光にすがっているようで見ててイタイタしさすら感じます。つまり長々と書きましたが、このターミネーターシリーズは、今回「強化人間」という新しい設定で登場したグレースちゃんを主役にして再構築していくべきなんです、が、無理だろうなあ~。

あるいは今こそ、ダメダメなアラフォーのニック・スタール君やエドワード・ファーロング君たちを起用してみてはいかがでしょうか。

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その他「コロナ危機」

いやびっくりしました。僕にとって幼年時代「8時だよ全員集合!」のヒーローであった志村けんさんが亡くなってしまいました。さすがに衝撃的でちょっとショック状態です。心よりご冥福をお祈りしたいと思います。コロナふざけんな!と言いたいです。

しかしこれでマスコミがまた大騒ぎし、世の中、一気に外出自粛という方向にむかうのかと思いますが、そもそもそれって本当に実現可能なのでしょうか。まず、自粛はいつまでですか?数週間ですか?数ヵ月間ですか?年内ですか?来年までですか?はっきり言って未知のウィルスですので、そんなこと誰にもわからなくはないですか。

テレワークとか在宅とか声高に叫んでいるITとかネット系の人たちがいますが、それができない人たちはどうなりますか?商品を作ってる皆さん、お店でその商品を売っている皆さん、レジ打ちの皆さん、荷物を梱包している皆さん、出荷している皆さん、配達している皆さん、それに警察とか消防署の皆さん、バスや電車の運転手さんや駅員さん、更には病院で奮闘しているお医者さんや看護士さん、お年寄りのお世話をしている介護士の皆さん、加えて現場の作業員や警備員の皆さん、などなど。こういう人たちがテレワークや在宅ってできますか?こういうこの国の根幹を支えている皆さんにも、外出を自粛させますか???そんなこと、不可能ではないですか?ってことなんです。

なので、僕的には国際ニュースの分析に長けた田中宇(たなか・さかい)さんが紹介しているように、ワクチンのメドがつかない現時点では、高齢者や持病を持った人たちと、健康な若い人たちで分けて考えるしかないということなんです。イギリスや欧州でも基本的にはこの考え方で、健康な若い人たちがむしろ集団感染することで、その大多数に集団免疫を付け、そして免疫をもった人は通常生活に戻していく、という考え方です。免疫があれば再度コロナに感染することはありませんし、また高齢者をはじめ他人に感染させることはなくなりますので、普段通りの生活を送ることができるわけです。

イメージで言うと、映画「ボーン・レガシー」のアウトカムの工作員ことアーロン・クロスですよ。アーロンをジェレミー・レナーが演じてますが、彼が「原因不明の流感で死にかけた」というくだりがあるんですが、彼は高活性化したウィルスを意図的に注射されて高熱で死にかけたわけですが、その後は体内で抗体が作られ免疫システムが構築され、薬の服用なしで生きることが可能となりました。

この免疫システムというのは、体内に侵入した細菌やウイルスなどを攻撃することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きをしているわけですが、そういう免疫機能が弱っている人や、抗体を作り出すことのできない人、そしてウィルス自体もまた進化していることなどの理由で、毎年インフルエンザでたくさん亡くなっているわけです。

つまりは現時点でワクチンがないのであれば、健康な若い人はアーロン・クロスみたいに一度ウィルスに感染し、あとは人間の備え持つ免疫システムの力を信じましょう、という、まあ、ちょっと乱暴な話ではあるんですが・・・。しかしそうすることで細胞が活性化され、高次元の人類が誕生するかもしれませんよ。

こう書いていて思い出したのは、藤子・F・不二雄先生の書いたSF短編集の「流血鬼(りゅうけつき)」というマンガです。このマンガは人類がどんどん吸血鬼に噛まれて感染していき、やがてはみんな吸血鬼化していくわけですが、最後まで抵抗を続けた主人公も結局は抵抗むなしく噛まれて吸血鬼になってしまうんです。しかし、その後、病院で自身が吸血鬼となって目覚めてみると、病気やケガに対する耐性や回復力も高く、暗闇にも目が利くしで、むしろ一段階進化を遂げた高次元の人類の一形態だった、という事実に気づくわけです。この作品は是非皆さまに読んで欲しいです。

従って医療機関の検査も、初期段階での感染の有無を調べることではなく、むしろ感染後に完治した人の免疫の有無を調べていく方針に切り替えていくべきだと思います。つまりは、若年層からお年寄りまで一律に幅広く感染の有無を調べるようなことをすると、医療機関がパンクしてしまうんですよ。それに、お医者さんの中でも一度感染して抗体が作られさえすれば、高齢者への診療の際は感染を恐れることなく治療に専念できるわけですし。

ちなみにこの方針に対し欧州では「ロシアン・ルーレットだ」「若者だって死亡者が出るかもしれない」と批判的な世論が大多数のようですが、じゃあどうすればいいのかを示してほしいと思います。なぜなら今後も感染者は絶対に増え続けるし、外出の自粛や都市の封鎖をしたとしても、それを解除した途端にまた感染者は増え続けるに決まってますから。

なので、今のマスコミのように「OO県で感染者O名!」「東京で新たにO名!」などと感染者の数字を追っていくような、全く無意味で不安をあおるだけの報道は控えるべきなんです。むしろ、感染したらどうすればいいのか、どの程度で完治するのか、完治したら外出していいのか、家族に高齢者がいる場合はどうするべきか、免疫システムとは何か、抗体とは何か、などについて詳しく報道すべきではないのでしょうか。

とはいえ、日本政府のやってることは、右往左往しながら図らずも上記の集団免疫を作ってウィルスに対抗するというシナリオに無自覚に近づきつつあるようですね。なぜなら感染者はある意味野放しですし、検査もろくにしていませんし、外出も自由ですからね。これはこれで方向としては間違っていないように感じます。あとは免疫システムを持った人にOKを出すということを補完的にやっていくべきでしょう。

なお、おそらく僕の予測では、国内でもう1万人は無自覚のまま感染していて、その大部分の人が免疫システムを構築しているように思います。相変わらず感染者の人数をバカみたいに報道し続けるマスコミの皆さん、みんなニフラムしてくださいね。こいうことを書くとすぐにマスコミのおバカさんたちは「持論を展開」とか「私見を述べた」とかって書きますが、そういう「持論」や「私見」こそが人類を発展させた原動力なわけです。で、じゃあ今のマスコミの報道姿勢は誰かの「持論」ではないのですか。

ともあれ、国内で最高レベルのコロナ治療を受けていたはずの志村けんさんでさえ亡くなってしまったわけです。ましてや、当然のことながら治療機器やお医者さんの数も十分ではありませんので、高齢者の皆さんとか持病のある方は、くれぐれも感染予防だけは徹底してください。特に若者と同居しているお年寄りはなおさらです。ではでは。

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その他「年度末を終えて2020」

さてさて昨日(3/28)の夜22時頃でしょうか。年度内に抱えていた最後の業務を終え、無事、束の間の休みに突入しました。昨年のブログを読み返しても、やはり同じ様に月末の土曜日に出社していて、今年も大体同じような時期まで引っ張ってしまいましたね。

しかし、今年の年度末が昨年と違うのは、とにもかくにもこの世界的なコロナ騒ぎ一色の日常です。わが事務所でも在宅だテレワークだとやんややんやの大騒ぎでしたが、しかしこれにより色々なことがわかったこともまた事実。

しかも思い返してみれば、電車は空いてるし駅も人が少ないしで、人混みが大嫌いな僕にとってはいくつかの恩恵にあずかったのも確かです。挙げ句には年度末の仕事が「コロナ」の一言で納期が延びたり、予定していた各種の会議が中止になったりで、案外胸をなで下ろした人も少なくないのではないでしょうか。

正直個人的には、このコロナの拡大はどうしようもないし、また若者の致死率は非常に低いわけですから、イギリスのボリス・ジョンソン首相が言うように、40歳以上と以下、あるいは持病の有無で対策を分けて考えるべきという方針が一番理解できます。なぜなら、東京都が現時点で外出自粛とか4/1は首都封鎖とか言ってますが、その影響で経済活動が停滞し、失業者の急増やそれに伴う社会的な経済破綻の方がよっぽど問題だと思ってます。しかし「国民の60~80%があえて感染して集団免疫をもつしかない!」と豪語していたボリス首相が真っ先にコロナにかかったのにはびっくり!笑いましたが、さすが有言実行の男。

僕は別にこの封鎖という方法を全否定するわけではないんですが、1日とか一週間では意味がないと思うわけです。だって潜伏期間が2週間なわけですし、封鎖された期間の最後の1日に感染した人は、またその後の2週間感染源となるわけですから、もう永久に自粛を続けるしかないことになるんじゃないですか。そうなると「戒厳令」でも敷かない限り、何週間も何ヵ月も自粛って、そんなことは現実的に不可能なわけでして。

もっとも僕的には国内ではすでに1万人近くは感染していると思ってます。当然、無自覚なまま完治してしまった人もいるはずです。なので、年配の方や持病のある方を除き、あとは各自が手洗いを徹底し、人前で咳やくしゃみをしないようにすれば、もはやほっとくのが一番いいと思ってます。

あ~またコロナの記事を書いてしまいました、もううんざりしてるので触れたくなかったんですが。しかし、このコロナのいい迷惑が、都内の買いだめ騒ぎの影響で大好きな納豆が買えなくなってしまったこと!なぜコロナと納豆が関係しているのか意味不明・・・。今からスーパーを見に行きますが、まさかレジとか大変なことになってるのかと思うともううんざり、今日は究極に寒いのに。

で、最近のブログを読み返すと、自分の忙しさや業務が終わらない焦燥感から、かなりコロナや周りの職員にイライラしまくっている様子が客観的に理解できて少し恥ずかしかったです、ごめんなさい。いっちょ前に会社論を論じたりもしてますが、僕はやはり会社もまた「人」なんだと思いましたね。そしてその人も、仕事ができる、知識がある、能力が高いとか、まあそういうこともある程度は必要ですよ。けれど一番大事なのは、一緒に働いている人たちの「人柄」なんだと思います。あのう~、これから就職する若い人、ここ重要ですので。

やりたいこととか即戦力とか能力とか、まあみんな殺気だって自己PRしてるんだろうけど、そんな些末なことより大事なことがあるんです。それは、その職場で、その環境で、一体どれだけ「この人のためにがんばりたい」とか「この人が応援してくれるならがんばらなきゃ」とか思えるかって事なんです。で同時に、自分自身もどれだけ周りにそう思われてるか、というね。そして、そういう思いってきっと一番大事なんだと思います。そういう「人」がどれだけ多いかが、その会社を、その価値を決定するわけで、イヤな奴ばかりの職場なんかで誰が働くかよ!って思ってます。だって、会社って所詮実態のないものですからね。

なので、今回もコロナ騒ぎに便乗する職員とか、フランス革命社員(権利ばかり主張する職員)にイライラもしましたが、きっとそれ以上に人柄のよい職員が多いことがせめてもの救いだったというか。

従って、そのフォースのバランスが崩れ、ダーク社員の方が上回ってしまったら、それはもう辞めるしかないわけで・・・。だからこそ、いつ辞めてもいいように自分の能力を磨くことこそ大事なんだと思ってます。

ともあれ、このコロナ騒ぎって、もしかするとホモ・サピエンスの終焉のはじまりなのかもしれませんよ。。。というより、このウィルスに対応する形で突然変異が起きて新たな人類種が生まれるやもしれません。だって、かつて人類種には、ホモ・ルドルフェンシスとかホモ・エレクトス、ホモ・ネアンデルターレンシスなどなど、サピエンスとは違った人類種がいたようなので。これは最近読み始めた「サピエンス全史」の冒頭に書いてあったことなんですが、この本、話題の割にはイマイチ入り込めないんですよね~。多分それは僕の頭が悪いからなんでしょうが、なんかおもしろくねえ~というか。

あっ、東京では雪が降りはじめましたね!納豆買いに行かなきゃ。皆さま、年度末、大変お疲れ様でした!

 

アニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」

評価:★★★★★

皆さまお疲れ様です。この年度末地獄の中、「宇宙(そら)よりも遠い場所(よりもい)」全13話見ました!日曜に11話、月曜に2話見て、ようやく見終わりました!
はい、はっきり言います、皆さんすぐにGEOへGO!またはネトフリやアマプラですぐに見るべし!特にコロナで学校休みとかテレワークしてるおっさん達、すぐに見るべし!としか言いようのない衝撃的なおもしろさです!

この前見た新劇場版のエヴァがいまいち消化不良だっただけに、この「よりもい」がストレートに屈折せずに物語が展開され、かつ13話という子気味のいい話数できっちりと終了するので、謎とか伏線とかを駆使しまくったアニメと違って、逆にものすご~く新鮮でした。

で、何がすごいって、もうものすごく泣けるんです。四十過ぎたおっさんが毎回寒気と鳥肌と号泣の嵐で、それはもうコロナを疑いたくなるほどの乱れっぷり。こんな泣いたアニメっていつ以来でしょうか。けれど、それと同じくらい笑えるんです。そこがこのアニメのすごいとこ。

はい、で、あらすじなんですが、高校生の女の子達が主人公で、みんな色んな思いを秘めて生活してるんです。「自分に自信がない」とか「青春したい」とか「高校生のうちに何かを達成したい」とかの一般的なものから「ウソっぽい人間関係に疲れた」とか「集団生活になじめない」とか「本当の友達がほしい」とか・・・。

その中でも特に主役の玉木マリ(キマリ)は、何に対しても一歩踏み出すことのできない臆病な女の子で、そんなキマリがひょんな事からものすごい野望を持った女の子の小淵沢報瀬(こぶちさわしらせ)と知り合うことで、人生が大きく変わっていくんです。

実は彼女のお母さんは南極観測隊の一員で、3年前に南極で遭難して亡くなってしまったんですが、そんな母親の最後の場所に自分も行ってみたい、その場所、その景色、その空気を肌で感じることで、突然いなくなってしまった母親の何かを少しでも理解できるんじゃないか、近づけるんじゃないか・・・・・、とまあ、しらせはそう信じて、アルバイトに明け暮れ、お金を貯め、必死に南極に行く計画を立てているわけです。が、同級生からは「南極!」などとバカにされ、変人扱いされているんです。

そんな二人のほか、三宅日向(みやけひなた)とかアイドルの卵の 白石結月(しらいし ゆづき)が加わって、物語が一気に加速していきます。もうそれ以降の説明はするのもバカらしいので、是非自分自身で体感してください。

まず何よりも、一見クールなしらせが究極に笑えます。ネガティブに見えてものすごくポジティブだし、あれやれ!これやれ!と命令ばっかするくせに、うまくいくと全て自分の手柄にして飛びまわって喜んだのも束の間、いきなり足の指をタンスにぶつけてのたうち回ったり、もう死ぬほど笑いました。けれど、そんなしらせでも実は極度のあがり症で、カメラの前ではほとんど話すこともできず、そのギャップがまた最高に笑えるんですが、それでも彼女はものすご~くいい子なんです。

まあ、いい子と言えばしらせに限らずみんないい子なんですが、四人とも心に色々なものを抱えていて、そのそれぞれのエピソードがまた泣けるんです。特にひなたのエピソードなんて、僕的にはかなりのツボでもう号泣の嵐・・・。

このアニメって対象は高校生なのかもしれませんが、僕的には大人こそが見るべきだと思いました。特に高校生とかには知っておいてほしいんだけど、はっきり言って大人も子ども(高校生)も大差ありましぇん。大人でもいざとなると逃げる奴、他人のせいにする奴、ずるい奴、自己中な奴、権利ばかりの奴、などなど、いくらでも、もう掃いて捨てるほどいますので・・・・。

しかも最近は「働き方改革!」とか「ライフ・ワーク・バランス」とか世間がうるさいので、その尻馬に乗って、声高に権利ばかりを叫ぶ輩がものすごく増えている気さえします。そういう人たちは決まって自分に甘く他人に厳しいのが特徴です。そのくせ、せっせと上司に贈り物をしたり、変なところには気が回るのが特徴です。

僕は何にせよ、普通に働けないのなら辞めろ!と言いたいですわ。もうこの一言に尽きます。そうやって普通にがんばれなかったり、できなかったり、その理由はあれやこれやいくらでもあるのかもしれません。けれど、給料をもらっているのであれば、会社に感謝し会社に貢献しようとがんばるのは当たり前のことではないですかね。

そういう思いで鬱屈していたところにこのアニメを見てしまったので、余計に泣けたのかもしれません。だってこのアニメのキャラって、自分に甘く他人に厳しい奴って一人も出てこないので・・・。

みんな自分のもろもろを自覚しつつも、それでも誇りを持って必死にがんばっているわけですよ。特に、南極観測隊の女性隊長である藤堂吟(とうどうぎん)さんなんて、もう最高にクールで美人でかっこいいし、それを支える副隊長の前川かなえさんもいつもニコニコやさしいし、僕たちもこんなアラフォーを目指すべきではないですか。

ちなみに、この「宇宙(そら)よりも~」というタイトルは、元宇宙飛行士の毛利さんが南極の昭和基地に招待された際に「宇宙よりも遠い場所ですね~~」と発言したことがモチーフとなっているようです。

タイトルもいいし、泣けるし、死ぬほど笑えるし、そして勇気をもらえるしで、毎日権利ばかりの皆さま、コロナ疲れの皆さま、これを見て少しは会社に感謝、または貢献してみてはいかがでしょうか。

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その他「R.H.Vintage」と「僕らに愛を!」

さてさて、この年度末もあとわずか、明けない年度末はない、ということで、老体にムチ打って頑張ってます。少しずつ、着実に、ゴールに近づいてきました。まあ、老体と言うにはまだアラフォーではありますが、ともあれ、明日は久しぶりに一日休む予定です。って、もう20日ぶりの休みで、そういうときの休みって、もう長いこと長いこと。よくあるじゃないですか。OOのなが~い一日、とかって、島耕作の長~い一日」とか。その濃さといったらもう。あれもやって、これもやって、あそこも行って、こっちも行ってとかって、もう一日が濃すぎて、これがホントに一日かよ!という。これはもう経験者じゃないとわからないと思います。

まあ、全ての年度末中の仕事を終えた開放感には当然負けますが、この束の間の平穏は、例えば僕の大好きな映画ブラックホーク・ダウンで、モスクから大音量で「アザーン」が流れると、銃撃戦の最中にソマリ兵がいきなり礼拝(サラーン)をはじめ、その最中は銃撃をやめるので、ちょっとだけアメリカ兵は休憩がとれるといったような・・・高度なたとえですね。

とにかく、そんなわけで、僕は今その前夜祭を楽しんでます。最近マンガのブレイクブレイド「キングダム」の最新刊が発売されたので、それを読もうかな~とか、明日は料理何作ろうかな~とか、買い出しはどこに行こうかな~とか、庭のラディッシュを収穫しないとな~とか、もう夢と希望に満ちあふれてます。

そればかりか、ずっと前に買ったR.H.VINTAGE(ロン・ハーマンのVINTAGEライン)のパンツのカスタムを先ほど無事終えましたですハイ。このロン・ハーマン(Ron herman)というブランドは、アメリカの西海岸のサーフっぽいブランドで、FREECITY(フリーシティ)と同様、世界のセレブに人気のあるブランドなんです。

が、最近はぱっとしたアイテムがあまりなくて、僕がいつも狙ってるのは、このブランドの作ったリメイクモノなんです。簡単に言うと、リーバイスとか軍用のパンツを調達し、そいつにワッペン付けたり刺繍したりと勝手に改造した挙げ句に、おしりに「R.H.VINTAGE」のパッチを付けただけでハイ10万円!みたいな、とんでもなくボロい商売をしてるんですが、それがもう最高にかっこいいんですハイ。

もう滅多に出回らないので、オークションや中古で見つけたら即買うべしなんですが、そうやって買った軍パンがとにかく太くて太くて、ずっとモモ(ワタリ)の部分を細めに絞り(詰め)たかったんです。まあ、軍パン自体がアメリカ軍の放出モノなので太いに決まっているわけですが、それを、先ほど、ようやく、絞りましたですハイ。

で、できあがりが下の写真。どうでしょう?もう全くわかりません。ちなみにこれはミシンでやってるんですが、実はどこも切ってないんです。パンツを裏返して、股の部分から裾に向かってその内側を2~3cmほど重ねて縫ってるだけなんです。縫い終わったら、元に返して縫った部分を中心にアイロンを掛けて完成です。この手法でこれまでもう10本ぐらい絞ってますが、未だにばれたことはないですね。だって、誰もズボンの内側なんて見ないですし。

とまあ、僕は洋服が大好きなんですが、この作業中もずっとL⇔R(エルアール)さんの「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」という曲を聴きながらやってました。この曲って、思春期の頃に「僕らに愛を!」という、江口洋介さん、武田真治さん、鈴木杏樹さんの出ていたドラマの主題歌だったんですが、今でも僕は大好きです。まあ、ドラマはクソつまで全く覚えてませんが・・・。ただ、オープニングは主役の3人がサングラスをかけて曲に合わせてニコニコしてて、大好きですね、今ならYOUTUBEで見れるはずです。この曲って、なんかみょ~に元気が出るんですよね~(杏樹さん、どんどん不倫してください、芸能人の私生活なんて、ボクはどうでもいいので)。

ただ、このバンドのボーカルだった黒沢健一さんという方は数年前に亡くなっていたんですね。心よりご冥福をお祈りしたいと思います。あっ、もう24時過ぎたので寝なくちゃ。楽しい明日が、というか今日が待ってるわけで。どうぞ皆さまもよい週末を。。

(以降に、R.H.VINTAGEの芸術作品を紹介します。一番上の軍パンのみ、僕がミシンで縫ってモモを絞ってます。しかし「僕らに愛を!」ってDVDになってねぇ~!って当たり前か・・・)

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先、仕上げたR.H.VINTAGEの軍パン

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このパッチがR.H.VINTAGEの証!

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これもR.H.VINTAGE。LEVISのブルーデニムをブリーチ後にピンクに染めて両サイドにスタッズを打つというキチガイじみたパンツ

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上の色違いで、これはそのホワイト版。いや~狂ってますね。

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これもベースはLEVISで、黒コーデュロイブーツカットに刺繍をあしらったモノ

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後ろがまたかわいいんです。

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このパッチがR.H.VINTAGEの証!
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僕らに愛を!BOXセット [VHS]

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