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プーチンの欧米への決別宣言!

さて2月21日に、最後の希望であるプーチン大統領が、歴史的な演説をしました。後世の歴史家たちは、必ずこの演説を、世紀の名演説として賞賛することでしょう。

この内容は及川幸久さんYoutubeで詳しく解説してくれてますので、ここでそれをボクなりにカスタムして簡単に振り返りたいと思います。プーチン大統領の演説のポイントは5点ですが、もう何度もこのブログで取り上げてきたことでした。

その意味で、コロコロと言うことが変わるコロナ対策やワクチン政策、ロシアへの経済制裁ウクライナ支援とは一線を画す、極めて論理的かつ説得力のある演説と言えます。

しかしこれらの内容は、欧米のポチと化した日経新聞等の国内メディアは、事実を検証せずに必死にあらを探し、開き直って報道せずにほぼスルーすることにしたようです。心底腐ってますね。日経とか国内のメディア関係者は、本当に人間のクズたちの社交場と化しました。こういう奴らが保身のために、平気で友人や部下を売るのでしょう。こういう輩がのさばる世界、はびこる世界、それがこの国のメディア界だとすれば、この国で育つ子供達は一体何を信じればいいのでしょうか?

ボクは、信じるべきは、何よりプーチン大統領の今回の演説だと思ってます。では、プーチン演説のポイントを5点、整理していきたいと思います。

①このウクライナ紛争は昨年に始まったことではなかった。

当然です。この戦争は2014年のマイダン革命に端を発したものであり、ドンバス戦争の延長に位置づけられます。2014年以降、国連安保理ウクライナ軍のドンバス地方への弾圧と迫害を見て見ぬふりをし続け、その結果として2021年までに1万6千人のドンバスの住民が殺されました。

その間国連は何もせず、NATOはせっせとウクライナへの武器の供与を進めていたんですね。ミンスク合意などの話し合いもありましたが、そういう地道な話し合いによる解決を望んでいたのは、実はプーチン大統領一人だけだったようです。その会合に出席した当時のドイツの首相のメルケルさんや、フランスのオランド大統領も、そのことを認めています。単なる(NATOウクライナ武装するための)時間稼ぎに過ぎなかったと。

NATOに平和条約(草案)を提案したのはロシアだった。

そうなんですね。ロシア側はずっとドンバス地方の自治権を提案していて、2021年12月の段階で安全保障条約の草案を正式にNATO側に提案していました。しかし、当局にスルーされたんですね。だって、そんな案が通れば、着々とノルドストリーム2の爆破を計画していたバイデン政権にとってはその準備が全て無駄になるし、かつNATOがロシアに介入する口実がなくなってしまいますので。で、見て見ぬふりをしていたんです。

さて、一体、本当に戦争をしたかったのはどちらなのでしょうか。そうやってバイデンらのネオコン達は、当初から(2014年から)ウクライナの事なんて一つも考えずに、自らのシナリオのために動いていたわけです。シナリオとは、ノルドストリーム2の爆破、ドイツとロシアの融和路線の破壊、プーチンの失脚、ロシアの広大な天然資源の市場開放とその強奪です。もうやってることがテロリストそのものです。

ウクライナ軍によるドンバスへの大規模攻撃が迫っていた。

昨年の2月以降、NATOからの支援を十分に受けたウクライナ軍は、着々とドンバス地方への総攻撃の準備を進めていました。それはプーチンをこの戦争に引きずり込むためです。そのため、プーチン大統領も、もはや外交での解決をあきらめ、特別軍事作戦を行うことを決意します。しかしこれは、別にプーチンがはめられたわけではなく、むしろ十分な勝算があってのことでした。

今現在、西欧メディアでは、まるでロシアが負けているような報道を執拗に繰り返していますが、事実は全く違います。ボコボコに負けてるのはウクライナ軍で、アゾフ連隊も含めたほとんどのウクライナ軍は抹殺されました。その結果、現地で戦っているのは、ポーランド兵とか傭兵がほとんどのようですね。多分12万人ぐらいの死者が出ているはずです。とはいえロシア側も、相当に死者は出ており、おそらくこれまでに7万人ぐらいが命を落としたはずです。

そもそも、ロシアは、キエフ侵攻の当初の段階で、ウクライナの制空権を確保しました。それ以降、ずっと制空権を握っているのは依然としてロシアなので、ロシアが圧倒的優位にあるのは間違いありません。昨年も、そして今もです。そのため、最新鋭の武器がいくら供給されてもピンポイントで破壊されるし、戦闘機は飛ばせないしで、むしろ戦争が長引いて困るのは、ロシアではなく欧米側にすぎません。なぜならロシアは、その国そのものが一つの世界であって、その中で資源もあり、生産もでき、供給ができるからです。

例えば、バイデンをはじめ各国の首脳陣がわざわざウクライナまで行ってゼレンスキーに会ってますが(しかしアホ)、実は飛行機で行ってるわけではなく、み~んなポーランドからの電車で10時間かけて行ってるわけですよ。しかもそれをロシアに事前に報告し、攻撃しない様に頼んでいるわけです。それがこの戦争の実態で、如何にロシアが主導権を握っているのかが分かります。

その歪みが、ヨーロッパの全土で大きなデモにまで発展しています。つまりは「もうウクライナなんかいいから、オレたちの生活をどうにかしろ!」という声に変わってきているわけです。まあ、当たり前ですけど。

④戦争ビジネスが横行している。

つまりはこの戦争の発端はネオコンだったんですね。なんと、これまでにG7などの主要国がキエフ政権の支援に投じたお金は1500億ドルだそうです。日本円にして20兆円ですよ。一方で、2021~2022年の間に先進国が、最貧国に支援した金額は600億ドル(戦争資金の3分の1程度)だそうです。

つまりはネオコンにとっては、支援なんかよりこういう武器売買の方がおいしいビジネスだということです。アメリカのオースティン国防長官は、ウクライナにジャベリンを供与したレイセオンの重役で、この紛争で大儲けしてますし。

それが今世界で現実に起きていることですが、一体何がSDGsでしょうか。一体何が「誰一人取り残さない」でしょうか。

こいつらグローバリストとネオコン、政府首脳とエリート、そしてその宣伝機能を有するメディアが組むことで、2001年のアメリカによるイラク侵攻以来、ヨーロッパのカラー革命、アラブの春、そしてこのウクライナへのNATOの介入で、結局今までに総数で90万人の人々が亡くなっています。一体何が「誰一人取り残さない」のか?

エリートや金持ち、特権階級以外は「誰一人生き残らない」の間違いではないですか。

⑤欧米の性的倒錯・小児性愛こそが人類の退廃・退化の証明である。

まさにその通りですね。プーチン大統領は西洋の行きすぎたLGBTQ政策ポリティカル・コレクトネスに警鐘を鳴らしています。別にそういう人たちがいることは否定しませんが、そういう教育を推進し、時に未成年者に性転換手術を奨励するなど、気が狂ってるとしか思えませんね。批判的人種理論も同様です。プーチンは欧米のこうした家族・文化・国民のアイデンティティの破壊、性的倒錯、小児性愛を強烈に批判しました。「やりたいなら勝手にしろ、けれど私たちは家族と神を、ロシアの歴史と文化を大切にする!」と宣言しました。そしてボクも同感です。

さて、おバカなマスコミの関係者の皆さん、女優を「俳優」などと書くヒマがあったら、少しはこのプーチン演説に真摯に向き合ったらいかがでしょうか。まあ、すでに、この国のメディア関係者は、ジャーナリズムの誇りや矜恃を捨て去ったゾンビみたいな奴らで占められてますので、もはや何を言っても無駄ですが(まあ、日経とか特にひどいので、見ないに限りますね)。。。

しかし一つだけ言っときましょう。

オマイらのクソみたいなアメリカ左派御用達のCNNコピペ報道のせいで、人が実際に死んでるって事です。

ワクチン接種もそう、コロナ対策もそう、そしてウクライナ支援もそうです。

それでもあなた方は、夜ぐっすり眠れるのでしょうか?