GIGI日記~映画とか本とか~

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狂っていく世界2

①メディアの死

もはやメディアは死に絶えました。現在のウクライナ情勢を見るとよく分かります。この報道姿勢(報道戦略)は、アメリカ大統領選で試験的にはじまり、コロナで完成され、そしてこのウクライナ騒ぎで実践、実装、応用されました。

現在のメディアの構図は、悪の権化の精神的にとち狂ったプーチンが「いたいけ」で「かよわい」民主主義国家のウクライナを一方的に侵略している、とする報道一色に染められています。

これはとんでもない大きな誤りですね。まずウクライナという国は、決して民主主義国家でも幼気(いたいけ)でかよわい国家でもありません。ましてやゼレンスキー大統領も、悪に断固として立ち向かう英雄(ヒーロー)なんかじゃありません。そもそも、今回の戦争は、なにも今年の2月24日に突如としてはじまったことですらありませ~ん。

全ては、ネオコン、左翼メディア、NATO、アホなマスコミ、オリガルヒ、軍産複合体、(あと支持率低迷のバイデンをはじめとする民主党)などが画策したもろに一方的な報道に過ぎません。

ウクライナ騒動の本質

実際は1991年のソビエト連邦の崩壊から尾を引いている問題です。ソビエト連邦の崩壊後、エリツィンから権力を奪取したプーチンは、それまでロシアを牛耳っていたユダヤ系の財閥を追放し、ようやくロシア人がロシア人のための国を取り戻すきっかけを作りました。

その当時のことを今でもユダヤ系の国際金融財閥(オリガルヒ)は今でも痛烈に恨んでいて、プーチンへの憎しみはすさまじいものがあります。

その後、2014年、ウクライナマイダン革命が起こります。マイダン革命というのは、一言で言うとウクライナがEU入り(厳密には協定)するのをギリギリで拒否ったので、それに怒った民衆がデモを起こし、大統領を追放したという事件です。

ウクライナは当初EUと協定を結ぼうとしたんですが、当時のヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領は経済状況の悪化等を恐れ、なかなか決定できずに先送りにしたことから、業を煮やした民衆が放棄、身の危険を感じたヤヌコーヴィチ大統領は最終的にロシアに逃亡してしまいました。

このマイダン革命をはじめ、2003年のグルジアジョージア)のバラ革命、2004年のウクライナオレンジ革命、2005年のキルギスチューリップ革命など、一連のカラー革命と呼ばれる流れは全て、旧ソビエト連邦、つまりワルシャワ条約機構の加盟国や社会主義国をロシア(プーチン)から引き離し、西側(ヨーロッパ)陣営に引き込む運動に他なりません。つまり、プーチン嫌いの反プーチン運動です。

世界は見た目ほど単純ではなく、2000年の初頭から、アメリカのネオコンやグローバリストが画策して、冷戦終結後、東欧諸国をNATO北大西洋条約機構)陣営に引き込むために、ありとあらゆる手段を講じているわけです。全ては、世界の覇権争い、金儲け、利権、軍需産業、エネルギー資源を巡った大国同士のパワーゲームの一つに過ぎません。

その結果、1990年のソビエト連邦崩壊後に「NATOをこれ以上東側に拡大しない」とする約束が口頭でなされたのですが、アメリカは鼻っからそれを守るつもりはなく、第一次東方拡大ではエストニアラトビアリトアニアポーランドハンガリーが、第二次東方拡大ではルーマニアブルガリアスロバキアスロベニアが加入しています。

そして今回、モスクワの喉元にあるウクライナNATO加入の動きを見せたので、さすがのプーチンもこれ以上は看過できずに待ったをかけたわけですね。なぜなら、NATOアメリカですので、そうなるとアメリカはウクライナ国内に自由にミサイルを配備することができるからなんですね。簡単に言うとキューバ危機のアメリカ版ですよ。

のような脅威に対し、ウクライナにNO!を突きつけることは、最も基本的な外交に過ぎず、プーチンが悪いとかウクライナが正しいとかそういう次元の話ですらありません。国を預かるものであれば当たり前の行動です。

従って今回の戦争は色々な背景がありますが、何より一番の要因は、ウクライナNATO入りであることは間違いありません。

オデッサの虐殺、ドンバス戦争、ウクライナ内戦

で話を2014年に戻しますと、マイダン革命の最中も、ウクライナのドンバス地方(ルガンスク州、ドネツィク州)では、ウクライナEU入り(EUとの共同路線)に反対して抗議するデモ運動が起きていました。これらの州はロシア系住民が多いので、政治的にも親ロシアの考え方が根付いていますので当然のことです。

この運動を武力(暴力)で制圧したのが、先のマイダン革命を指揮したとされるアンドレイ・パルビイという頭のおかしいネオナチ(国粋主義者です。かつてオデッサ市で起きたとされるこの弾圧事件は、オデッサ市内の労働組合開館に立てこもって抗議を続けた民衆に対し、過激なウクライナ人らが火焔瓶を投げたり銃撃して、無抵抗の300人近い親ロシア系住民を殺害したというのが真相です。

そしてなんと、この虐殺の指揮を執ったアンドレイ・パルビイアンドレイ・ユーゼフアレクセイ・ゴンチャレンコなどは現在のウクライナ政府の高官となり、そして、こういう過激主義者の率いる暴力犯罪者集団が、現在のウクライナを牛言っているわけです。加えて彼らとゼレンスキー大統領がズブズブの仲であることは言うまでもありません。

ミンスク合意の反故

その事件以降、ドンバス地方(ルガンスク州、ドネツィク州)では、警察が全く役に立たなかったこともあり、頭のおかしいウクライナ民族主義者から身を守るため、民兵団をつくって対抗しているわけで、それがドンバス戦争へと発展します。

いいですか、ドンバス地方で国民を守るために立ち上がったのは民兵集団で、新聞で報じられているような武装集団ではありません。武装勢力というのはむしろウクライナの過激派犯罪者集団の方なのです。

この戦争が悪化の一途をたどったので、2015年にドイツとフランスの仲介により、ロシアとウクライナの間でミンスク合意が調印されます。これは、ドンバス戦争を終結させるため、「ドンバス地方の意向はドンバス地方(ルガンスク州、ドネツィク州)に委ねる」とする内容ですが、ウクライナは調印後、一向に発効しませんでした。調印したのにそれを履行しなかったわけですね。その結果、ウクライナはずっと内戦状態に陥ることになりました。そしてその背後には、アメリカのネオコン勢力がいたことは間違いありません。ブッシュ政権オバマ政権、現在のバイデン政権もしかりです。唯一そういうネオコンの勢力を好きにさせなかったのが、あの偉大なるトランプ大統領だったわけです。アメリカの民主党政権というのは、CIAとつるんでカラー革命を扇動したり、アラブの春を画策したり、カダフィー大佐を殺害したりと、自国の利益や金のためならなんでもやる超犯罪者集団なのです(ヒラリーやオバマがその一員)。そして、そういう勢力を押さえ込んでいたのがトランプ大統領だったわけですね。

その内線状態が2014年から現在までずっと続いていており、現在まで双方で14,000人の人々が亡くなっています(ウクライナ内戦)。

今回のウクライナの騒乱は、まずはウクライナNATO入りしようとした点に端を発してはいますが、一方で、ドンバス地方の治安を守るため、プーチンルガンスク州とドネツィク州を独立国として認め、法的根拠に基づき平和維持軍を送った、とする主張は、前述のような歴史的な背景をみると全く正統な主張で、何もまちがったことではありません。

⑤ネオナチ国家ウクライナ

また、プーチンがこういうウクライナの過激主義者たちをネオナチと呼ぶのは、彼らが反ユダヤ、反有色人種、そして反ロシアの差別主義者の集団だからです。これが2019年のアメリカの雑誌「ネイション」で、ウクライナには正規軍の中に世界で唯一ネオナチの集団がいる」と報じられている所以です。

彼らは「アゾフ連隊」と呼ばれ、ギャング、白人至上主義者、差別主義者、犯罪者の集まりです。そして世界は今、こういう犯罪者集団や民族過激主義者のために募金したり、プーチン叩きをしているんですね。これを狂っていると言わずして何というのでしょう。義勇兵などといって、もしも日本人が現地に行けば、真っ先に殺される可能性すらある危険な集団なわけですよ。

なんかこう書くと、かつてIS(イスラム国)に参加するために世界中から集まった狂信者たちと同じような感覚でしょうか。

こういう歴史的な背景を一切調査せずに、今回のウクライナ騒乱をプーチンを悪の帝王、ウクライナを無垢でかわいそうな善良国家などと、単純な勧善懲悪の二元論で報じるマスコミや学者連中はもはや無能を通り越して害悪とすら感じます。

⑥テレビ大好きテレビ至上主義の日本人

しかし最近のテレビ報道を全て鵜呑みにする日本人のなんとアホなことか。テレビで言ってることは全て真実だと思い込んでます。テレビに煽られてうちの両親もワクチンを打ってしまったので、もうその効果は絶大です。息子よりもテレビを信じるわけですので。

アメリカ大統領選、コロナ狂走曲、そして今回のウクライナ騒動などなど、この嘘と欺瞞と利権にまみれたメディア報道の流れはもはや止められないのかもしれません。もはやメディアは死に絶えました。全て金、金、金。国民が何人ワクチンで死のうがお構いなし。

誰か教えてくれよ!この仕組みの深さを破壊する方法を!ボクは最近、なぜハサウェイが地球連邦政府に反旗を翻し戦いを挑んだのかようやく分かってきましたね。命がけで民衆に訴える以外、マスコミに洗脳された人々を目覚めさせる方法はきっとないのかもしれません。

いずれにせよボクは、国家のため、ロシア人のため、ドンバスの同胞たちのために、世界の批判も撥ねのけて、必死で戦い続けるプーチン大統領に、心よりエールを送りたいと思います。なんとしてもウクライナNATO入りを止め、ドンバスを独立させ、ウクライナのネオナチどもを一掃することを祈ってます。