GIGI日記~映画とか本とか~

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その他「34日ぶりの休暇」

最後に書いた記事が1月10日でしたので、もうかれこれ2ヵ月以上が経過したことになりますね。ぼくはここでようやく一つの真実に気づきました。それは、むちゃくちゃ忙しいと全く更新できなくなる、逆に言うと、ブログの更新率が高い時はあまり忙しくない(むしろヒマ)な時ということに。つまりは忙しさとブログの更新率は負の相関があるって事なんです。って、やっと気づいたのかよっ。

年末から8泊9日とか9泊10日とかいうふざけた出張のほか、抱えた業務が5本もあって、これまで全く休みのないまま34日間働き続けたわけですが、まあ本日その3つをどうにか終わらせて、ようやく一息ついたわけです。で、明日は34日振りの休日で~す。

で、ここで強く言いたいです。なにが働き方改革か、なにがライフ・ワーク・バランスか、なにが緊急事態宣言か、なにがテレワークか。もう、すべからく地獄に落ちてほしいです。

しかし、人間って不思議なもので、そういう生活も20日くらい過ぎてくると次第に慣れてくるんですね。休みがないのは当たり前で、曜日の感覚はなくなり、毎日決まった時間に起きて決まった時間に帰宅するということを延々と繰り返していると、むしろそのリズムを崩したくなくなってくるというか。

そうなるともう、ランナーズ・ハイのような状態になり、意外にも体の方も適応して、風邪とかも引かないし、しかもボクがずっといないのでむしろ嫁さんも機嫌がいいし(笑)、ヒマがないので無駄遣いもしなくなるしで、結構いい事づくめかも。

けど、もう、さすがに遊びたいです。映画見たり本読んだりマンガ読んだりやりたいことは山ほどあるわけでして。あとギドギドしたラーメンとか寿司とか刺身とかすき焼きとかメチャメチャ食べたくなるし(いつもお弁当を2個持っていってますので)。

とはいえそんな忙しい最中も、寝る前の30分は本を読んでリラックスしてました。が、一冊も読み終わってませ~ん。

一つはアメリカの第31代大統領であったハーバート・フーバーさんの書いた歴史的名著である「裏切られた自由」ですが、この本はとてつもなくいい本です。今のアメリカに起きていることと同じようなこと(つまりは国政や国民の社会主義共産主義化)が、実はすでに第二次世界大戦時にも起きていて、その驚異や危険性を告発している本なんです。まさに今のアメリカと合わせ鏡のような内容にびっくりしますね。

本書の中でフーバーさんは、彼の次に大統領になった民主党フランクリン・ルーズベルト大統領のことを、もう徹底的に痛烈に完膚なきまでに批判、否定、罵倒してますので、おそらく彼に対する憎しみと怒りと恨みと憎悪こそが、彼にこれだけの名著を書かせたのだと思います。しかし内容が危険すぎて、この名著が公表されたのは2011年になってからのことでした。

ただ、そんな名著なんですが、もう途方もなく高いんです。上・下巻を買うと2万円近くします。なので図書館で借りたんですが、どちらも600ページ近くあるので、このクソ忙しい最中で読み終えるのは不可能と判断し、メルカリとかで安くなったら購入したいと思ってます。

あとは「暴力と不平等の人類史」ですが、これもまた興味をそそる内容で、第二次世界大戦とか革命による大虐殺(粛正)とか国の崩壊とかペストなんかの疫病とかで大量に人々が死んだ後にこそ、社会の平等化が飛躍的に達成されるという恐ろしい内容です。これは扉絵がまずかっこいい。オドロオドロしい中世の壁画(有名?)みたいな絵がトップページに挟み込まれていてすごくお洒落、なんでしょう?イリアム・ブレイクでしょうか。・・・なんですが、これも50ページほど読んだ時点でタイムアウト、泣く泣く図書館に返却の暴挙。なのでこれも安くなったら買おうと思ってます。

で今読んでるのが、ベストセラーとなった?「ファクトフルネス」です。これって、どういうテクニックでベストセラーになったのかよくわかりませんが、これまたすごく面白いんですね。これは中古で買ったので、ゆっくり時間に追われずに読むことができます。

ただ、この内容って一般人にはあまり知られてない世界の現実を、統計等のデータを駆使してわかりやすく解説しているものなんですが、ボクは結構知っていました。最初にこの作者が読者に出した問題13問のうち8問が正解でした(たいしたことないか)。どうも平均は2問正解くらいだったようですが・・・。

そしてなぜ、この大半の人が知らない(と思われている)事をある程度ボクが知っているのかと言えば、以前紹介したデンマークの経済学者であるビョルン・ロンボルグさんの「地球と一緒に頭を冷やせ」とか「環境危機をあおってはいけない」を読んでいたからなんですね。

どうしてこのビョルン・ロンボルグさんの名著があまり売れずに、この「ファクトフルネス」の方が話題になったのかよくわかりませんが、販売戦略なのか、それともユーチューブ大学の中田さんが紹介したからなのか、ターゲットを絞ったからなのか、よくわかりません。

まあとにかく、世の中のマスコミの大半は悪いことや恐怖を煽ることしかしないので、コロナ狂奏曲アメリカの不正にまみれた大統領選挙もそうですが、テレビ(特に民法)はもう見ないというコンセンサスを本気で形成して社会に実装していかないと、世の中がどんどん変な方向に行ってしまうように感じます。

とはいえ、この「ファクトフルネス」では、世の中は少しづつ良くなっているということをデータやグラフ等の根拠をつけて説明していますので、まあそんなに悲観しなくてもよいのかもしれませんが。

しかし、34日振りの休暇、もう本当にうれしいです。このうれしさってそれを実際にやってみないと絶対にわからないと思いますが、毎週当たり前の休日(土日)が、ここまで輝かしく希望に溢れたものに思えてくるから不思議です。なのに、なんと明日は大雨という予報!悲しい~。こうなったらもうマット・デイモンレインメーカー(雨を降らせる男)」でも見ますかね。

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