GIGI日記~映画とか本とか~

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本「続・定年バカ」

そうです、僕の大好きな勢古浩爾(せこ・こうじ)さんの最近の本です。もう最高に愉快痛快で面白いです。

まあ、勢古浩爾さんのスタイルとして、徹底的にそれに関連する書籍を読みまくり、一冊ずつそのダメっぷりを論破していくんですが、その痛快なこと痛快なこと。
もう大好きで、この人の本はほとんど持ってると思います。

で今回やり玉に挙がったのが、定年後の「お金」「孤独」「健康」「仕事」「生きがい」なんかのキーワードで不安を巧妙に煽り、かつ最近はやりの人生100年時代」などの大嘘をのたまって、かつそこに単なる投資(マネーゲーム)を「資産形成」などと当たり障りのない用語に置き換え、年寄りや定年間近のオッサンやオバさん達から根こそぎ金を搾り取ろうとする銀行、保険、出版、旅行、テレビ、はては国の関係者とその連合体どもで~す。

こいつらってもう金儲けのことしか考えていないので、そのためには何だってするわけです。ホリエモンイノベーション大学もそうですが、誰一人成功していないのに、会員になれとか本を買えとかって煽って、結局一番得してるのは主催者のこいつらだけという(あっ、ホリエさん自体は結構好きですが、それに騙される輩が哀れとしか)。

そういう人生100年時代」とかいう大嘘の波に乗って小金を稼ごうとする作家、評論家、経済学者、コメンテーターの大量のゴミ本をきちんと?読んで、一冊ずつ引導を渡していく勢古浩爾さんのスナイパー的な文章がもう最高に楽しいんです。

そして最終的には究極の理論、結局は「善し悪し」よりも「好き嫌い」が優先するという帰結、これはもう確かにその通りだと思いますね。

僕も激しく同意します。みんなテレビが大好きで、テレビのいうことを鵜呑みにして、芸能人も大好きで、旅行とか飲み会とかに精を出して、ツイートとかインスタなんかのつながりを大事にして、トイレで用を足すときすらスマホ方手に持って(歯を磨くときも!)、電車でもジジイババアまでスマホいじって、そして流行れば誰でも鬼滅の刃」を見に行って、と。。。。

僕は上記のこと、何一つやりたいと思いませんし、①コンビニも高級レストランも食べ歩きも、②酒もワインも、③スポーツ観戦もオリンピックも、④ゴルフも車も、⑤演劇も歌舞伎もジャニーズも芸能界も(日本の)音楽業界も邦画も、⑥旅行もスポーツも習い事も地域活動も何一つ全く完膚なきまでに興味ありませんね。

そもそもどうしてそこまで興味があるのかが不明かつ理解不能。ただ、誰も興味がなければ、そういう世界が成り立たくなるのでしょうがないと思いますが。

でそうなると、じゃあ何が好きなのかというと、映画、本、アニメ、マンガ、家庭菜園、植物、ファッション、ブーツ、アメカジ、料理、買い物、散歩、猫ちゃんなどなどに加え、最近ではユーチューブリー・ズーチーさんとか一人前食堂とか)も好きで、まあいくらでもあるわけでして。あとタバコも。

あっ、なんかバイデンさんに決まったみたいですね。ブーたれてじたんだ踏んで悔しがるトランプさんの顔が目に浮かぶようです。もう民主党の不正はきれいさっぱりなかったことにされそうでね。マスコミが民主党とグルなので、そりゃ覆すのは無理ですよ。

あ~これでまたアメリカは軍産複合体に政権を乗っ取られるでしょう。しかし、アメリカ人って単純ですよね。そもそも大統領が変わったくらいで生活が改善するわけないんですが、みんな国に思いっきり依存しきってて、いかに庶民の生活が大変かを物語っているように感じます。

あっ話がそれましたが、でつまり、人間って結局のころ好き嫌いがすべてってことなんですよ。なので、安易に銀行、保険、出版、旅行、テレビなんかに煽られたときに、すぐに不安になるんじゃなくて、自分の好き嫌いで直感的に判断することこそ、これからの時代ほんとに大切なんじゃないでしょうかね。まあその前に、自分は何が好きなのかをきちんと知っておく必要があるわけですが。

勢古浩爾さん、一昨年脳梗塞をされたそうですが、これからもよいスナイパー作家でいてください。

続 定年バカ (SB新書)

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定年バカ (SB新書)

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