GIGI日記~映画とか本とか~

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その他「伊勢谷と環境問題ほか」

さてさて皆様いかがお過ごしでしょうか。僕は毎日、仕事、家事、勉強、散歩を延々と繰り返すばかりで、全く映画を見れていません。ものすごく辛いです。

そいういえば最近、伊勢谷とかいう見たことも聞いたこともない俳優が逮捕されましたね。しかし、マスコミもコロナで視聴率がとれなくなってきたのか、速攻でこの伊勢谷とかいう奴のオンパレードって、もういい加減にしませんか。

僕が特に気になったのは、こいつが逮捕された瞬間的に、もう出るわ出るわ「20年前からやってた」「すさまじいDV」「カッとなると暴力の限り」とかって、もうディスりまくってバッシングの嵐、嵐、嵐!・・・じゃあ、オマイは何でもっと早く警察に通報しなかったの?ってことなんです。

まるでカルロス・ゴーンさんが逮捕された瞬間的に、日産の元幹部とかが「ずさんでワンマンな経営」とか「不正には気がついていた」とかって、じゃあそん時に手を打っとけよ!ってことなんです。

警察という国家権力にお縄頂戴になってはじめて「こいつはこんなヒドいやつだった!クズやろうだった!最低の人間で実にやな奴だった!」とかって、それはヒキョーじゃないですかね?つまりは、逮捕とか、コロナとか、大本営発表が出されるやいなやそれを盲信し、支持し、熱烈に歓迎し、対象となった人間を徹底的に叩くという構図。

で、正直に言うと、僕はこの伊勢谷って人、実は一応、知ってはいたんです。それは、当時、人気絶頂だった広末涼子さんとつきあってたからなんですね。で、広末さんと別れた瞬間、こいつもきれいさっぱり消えさったとばかり勝手に思っていましたが、実はまだ俳優やってたんですね。なかなかしぶとい奴じゃないですか。

まあ、こいつがマリファナをやってたってことの善悪はともかくとして、逮捕された瞬間、マスコミが総出で叩きまくるという構図って、つまりは弱いものいじめの構造ではないですかね。そもそもマリファナなんて、ジャック・ニコルソンとかティーブン・ドーフ兄貴なんて毎日やってまっせ。

僕がマスコミの報道でとにかく頭にきたのが、伊勢谷が現場に来るやいなや「タバコ吸いて~、タバコ!たばこ!」と連呼しながらにして、インタビュアーの女子大生をほったらかしにして速攻で喫煙ルームに走って行った・・・・ってエピソードなんですが、それって、別に、どうでもよくね?

そして挙げ句にその記事はこう続けます、マリファナの影響か?伊勢谷、たばこに異常な執着!」とかって、もうふざけんなこのホモやろう~!!!と叫びたいですハイ。もう、シャイセ!(ドイツ語でFUCK!に相当します)状態です。

だって、マリファナとたばこって別に関係なくね?ってことなんですよ。僕だってたばこ吸うのでわかりますが、マリファナなんて吸ってないけど、都内なんて、もはやほとんどたばこ吸えないので(吸う場所がないので)、異常なほどたばこ吸いたくなることってフツ~にあるわけです。もう、こじつけるのものもいい加減にしろって言いたいですね。

あっ、伊勢谷ネタで予定していた文量の半分が過ぎちゃった。ともかく、コロナ、ジャニーズ、伊勢谷しか報道しないマスコミ関係者こそ、地獄に落ちて消え去ってほしいものです。

さて、そんなわけで、僕は空き時間をほぼ勉強に励んではいますが、それ以外に本も読んでるのでかなりのハードスケジュールな毎日を送ってます。さらに、環境関係の勉強をしている関係で、色々と現在の地球環境問題なんかを改めて再考してみたりとか、まあ、それはそれで新たな知識が増え、自分のためになってる気がしてます。

が、勉強すればするほど、今流行りの「地球温暖化」とか「CO2悪玉説」が大嘘であることが浮き彫りになってきました。これを説明すると長くなってきますので、さらっとさわりだけを説明しますが、そもそも温室効果ガスと呼ばれるものの大部分は、二酸化炭素ではなく水蒸気なんです。で、地球観測衛星の測定データをもってしても、未だこの二酸化炭素が温暖化に何らかの影響を与えているとする明確な証拠は発見されていません。

そもそもこのCO2というのは、植物の生育には欠かせないものであって、かつ、我々が吸って死に至るような毒ガスですらないわけです。なのになぜ、突如やり玉にあがったのか?

それは、先進国(特にアメリカ)側が、発展途上国後進国)が豊富な資源を使って先進国の後追いをするような経済発展を牽制するためなんですね。「排出権」という足かせを履かせることで、先進国の払い下げの技術を途上国に付与しつつ、自身はよりエネルギーを効果的に利用するための技術革新に力を注ぐことで、今後も先進国と途上国間の格差を維持しつつ、永遠に上から押さえつけるために。

で、ここでおかしなことに気づくわけです。だってアメリカってトランプがパリ協定離脱したんじゃなかったっけ、と。しかし、排出権取引のベースを考えたのは、シカゴ気候取引所という組織で、リチャード・サンダーという金融先物取引の父と呼ばれるオッサンなんです。この人は、シカゴ学派と呼ばれる自由主義経済学を提唱する一派のメンバーで、このシカゴ学派こそ、かのミルトン・フリードマンを排出したグループなんです。

このミルトン・フリードマンという経済学者の主張を一言で言えば、要は市場メカニズムこそ正義で、政府や当局は関与すべきでない(=自由放任主義)」というバリバリの市場メカニズム原理主義者で、この思想を受け継ぐリチャード・サンダーこそが、すべての将来を計算して値段を付ける先物取引の考え方を応用して二酸化炭素排出権取引という新たな金融商品(金融システム)を開発したわけです。

なんだか難しい話になりましたが、簡単にいうと、単なる無害な空気の一部に、アメリカの金融財界グループがある日突然値段を付けて金融商品として取り扱うことにしたって話なんですね。で、なぜそんなことをするかというと、答えは一つ、一部の金融エリート、証券会社、投資銀行がその莫大な取引の手数料でふんだんに潤うからなんで~すハイ。そして途上国を牽制できるっていうことも、大きなメリットのようですね。

長くなってきたのでこの辺にしますが、そもそも、市場メカニズムにゆだねられないのが環境問題であるはずなのに、それを市場原理で解決しようとすること自体が矛盾に満ちているわけですね。

ともかく、こういう地球環境問題の裏側を知ると、きわめて今のIPCC気候変動に関する政府間パネルなんかが、実は壮絶な政治的パワーゲームに過ぎないことがよくわかります。その辺は、僕の好きな副島隆彦さんの著書エコロジーという洗脳」に詳しいので興味のある方は是非。

それと最近「いちばんシンプルな世界の歴史」という本を読んだんですが、ものすご~くイマイチでした。著者が日本の歴史を勘違いしてるし、この本、見た目がきれいなだけで買わなきゃよかったです。