GIGI日記~映画とか本とか~

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その他「コロナが教えてくれたこと①」

世の中、コロナコロナのオンパレード。皆さまこの年度末はいかがお過ごしでしょうか。僕としてはコロナコロナでもううんざり、コロナ上等!の毎日を送ってますが、年度末地獄がまだ乗り切れてません。今日(金曜)も出社、明日(土曜)も出社の毎日ですが、地道な努力が実を結びつつあり、ようやく終局がみえつつあります。

しかし思えばこの1ヵ月間、我が職場でもコロナのおかげでそれまでわからなかったことが色々と明らかになったわけです。さあ、ざっとあげていきましょう。

①元々大して忙しそうになかった社員がこぞって在宅だなんだと騒ぎたて、ほとんど会社に来なくなりました。
②ここにきて有休の消化率が一部の社員でものすごく増えました。
③その傾向を分析すると、会社でほとんど電話に出ない社員が率先して①②を実践してました。
④その時期を分析すると、政府の自粛を要請する大本営発表があった2/26から特にその傾向が強まりました。
⑤そして極めつけは、そういう社員がこなくても、実は会社としてはスムーズに機能することが明らかになりました(出社している職員一同大迷惑ですが・・・)。

しかし、政府の大本営発表を皮切りにこういう事態が進行したということ自体、第二次大戦時の国の発表を鵜呑みにし続け、国際的に孤立して戦争に邁進していったあの当時の国民と全く同じではないですか。まあ、江戸時代からのお上に弱い体質が全く改善されていないことがよくわかりました。

というわけで、僕はここに来て一つの結論に至ったわけですが、要するにそういう奴らは「要らない社員」ということなんです。なんでも、東京~大阪間の新幹線もかなり空いているらしいですが、要するにそういう出張の大部分が全く無意味かつ無駄なものだったってことなんですよ。だって、一人で行けば十分なのにわざわざ3人で行ったりとかもう究極の無駄。そして、それを担ってたリーマンたちも、おそらく会社的には要らない人たちの代表格ではないでしょうか。

つまりは、今回のコロナ騒ぎこそ、無駄な人やモノや社員をあぶり出す装置として機能している、というのは言い過ぎでしょうか。ともあれ僕は、毎朝の究極の無駄=「朝ラッシュ」が改善されたのがもう最高にうれしいです。「ああもう残りの奴ら、二度と戻ってこなくていいのに」といつも神に感謝するほどです。

ただし、とはいえ、そういう一見無駄な奴とか出張とかも、そいつらがコンビニで弁当買ったり、電車乗ってホテルに泊まって飲み屋で一杯やれば、それなりにお金が落ちて経済が回るという意味では全く無駄とは言い切れないわけです。というより、世の中の半分ぐらいは、こういう「オレは毎日忙しく働いているんだ!」などという勘違いや錯覚のおかげで、日本全体としては経済効果の恩恵にあずかっているということでもあるわけです。

こうなるともうどっちがいいのかよくわからなくなります。電車のラッシュ解消はもちろんいいことだけど、経済が冷え込むのは困るし、職員が減って電話対応が増えるのもイヤだし、くそ~、コロナのやろう!と、怒りの矛先の落としどころがわからない毎日です。でもまあ、人間のやってることなんてそのほとんどが無駄なわけだし、やはり無駄も許容して生きていくって事なんでしょうね。

さてさて、ここまで「無駄」を連発すると、エドワード・ノートンブラッド・ピットの名作ファイト・クラブや、ユアン・マクレガー出世作であるトレインスポッティングを思い出しますね。どちらの映画もこの資本主義社会が生んだ物質文明や高度大衆消費社会に一石を投じる内容となってますので、このコロナ騒ぎで在宅している会社のお荷物(無駄)のおっさんとかには是非是非おすすめです。ちなみに「トレインスポッティング」は最近、PART2が作られましたがもうクソつまですので要注意。

さて、僕は明日もコロナ上等で出社です!