GIGI日記~映画とか本とか~

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映画「10~12月の隙間時間で見た映画①」

はいはい、隙間時間をフルに活用し、やはり10本ほど映画をむさぼるように見ましたが、もはや何を見たかも思い出せないというのは、あまりこれだ!といった映画が少なかったからなんでしょうか。以下、リストと評価です。

①ガルヴェストン(評価★☆☆☆☆)
②グリーン・ブック(評価:★★★★☆)
③荒野にて(評価:★★★☆☆)
④マイル22(評価:★★☆☆☆)
⑤ブラック・クランズマン(評価:★★★☆☆)
希望の灯り(評価:★★★☆☆)
⑦スノーロワイヤル(評価:★★☆☆☆)
⑧おとなの恋はまわり道(評価:★☆☆☆☆)
⑨ボーダーライン・ソマリア・ウォー(評価:★★★☆☆)
⑩マイ・サンシャイン(評価:★★☆☆☆)
バックドラフト2(評価:★★★☆☆)

と、挙げてみると10本オーバーですか。我ながら結構見ましたね。これを一言ずつ解説は結構ハードですね。しかもよく覚えていないのが大部分で、やはりブログは見終わって興奮冷めやらぬ時点で書かないとダメかと。まずは最初の5本程度をさらっとレビューしましょうかね。

はい、でましたクソ映画「①ガルヴェストン」ですが、美人姉妹の妹、エル・ファニングちゃんです。えっ、エル・ファニングって身長175cmもあるのかよっ!と驚愕。そして相手役は「ブレイキング・バッド」の名演技が記憶に新しいベン・フォスターなんだけど、ちょっと禿げてきたようですね。まるでソフィア・コッポラの「somewhere」で久々に日の目を見たスティーブン・ドーフの後を追っているような。あっ、そうそう、「somewhere」にも、エル・ファニングちゃんが出てましたね。そしてなんと監督が、タランティーノの「イングロリアル・バスターズ」で一世を風靡した究極の美人女優、メラニー・ロランちゃんなんですよ!!この衝撃の事実!!!!っと期待大で見たんですが、もう~~かなしいかな、~ちょつま。

物語はベン・フォスターが組織の命令で、ある家に強盗かなんかの理由で押し入るんだけど、そこにはすでに別のヒットマンがいて、なぜか人質になって縛られているのがエル・ファニングちゃんで、よくわからないままヒットマンを逆にヒットしたあげくにエルちゃんを助けて一緒に逃げて、いつしか約束の地「ガルヴェストン」を目指す、というしょ~もない逃避行なんです。が、なんでこれをメラニー・ロランちゃんが撮ったのかが意味不明。

まあ、一言で言うといや~な話ですし、劇中、えっウソ!ふざけんな!と叫びたくなること請け合いのダメダメ映画でした。むしろメラニー・ロランちゃんとエル・ファニングちゃんを姉妹という設定にして、二人の日常をずっとカメラで2時間ほど追っただけの映像の方がマニアには受けるんじゃないでしょうか。あっ、一つ目のコメントなのにかなり長くなっちゃった。

で、次に「②グリーンブック」なんですが、この期間に見た映画の中で唯一おすすめの一本です。はい、出ました声が独特のアラゴルン俳優(ロード・オブ・ザ・リング)、ヴィゴ・モーテンセンです。ヴィゴオヤジ、すごいです、さすがです、最高です、僕は何が好きってこのヴィゴ・モーテンセンの少ししゃがれたような独特の高い声が好きなんですわ。そもそもこの人って「ロード・オブ・ザ・リング」でブレイクしましたが、そのときはもう40才を過ぎてましたし、とにかく下積みが長くて、いったい誰が売れると思ったでしょうか。一生脇役かと思ってましたがおそらくヴィゴオヤジ自身が一番驚いたのでは。まさにアメリカン・ドリーム。

僕がヴィゴオヤジの演技で一番好きなのが「カリートの道」で車椅子のラリーンというケチな売人役で、その演技がもう最高なんです。「ヘ~イ~、カリトゥ~(カリート)、アイノウ、アイノウ、ヘ~イ、カリ~ントゥ(カリート)~・・・・」と延々と言い訳と泣き言を繰り返すシーンはもう必見で、何度見ても笑います。しかし役者って声も重要ですよね。思えばこのときの泣きそうな絞り出す声で、アラゴルンがこのラリーン役のヴィゴ・モーテンセンだと気づいたぐらいですから。いい役者で、僕はやはり声が独特で遅咲きオヤジのジョシュ・ブローリンと同じくらい好きです。たしかジョシュ・ブローリンは「ノーカントリー」でブレイク!でしたっけ。

あ、それで物語なんですが、イタリア移民で腕っ節を活かして劇場なんかの用心棒をやってるヴィゴ・モーテンセンが、一悶着あって劇場をクビになり、フラフラしてたところに天才黒人ピアニストのツアー中の用心棒兼ドライバーの話がきて、嫌々ながらも一緒に旅に出る、といったロードームービーなんです。

最近、黒人を題材にした映画がまた増えてますよね。ということは今でもそれだけ差別や虐待がなくなっていないということの裏返しだと思うんですが、この映画はなんと実話なんですね。このヴィゴオヤジも最初は黒人に差別意識を持っているんですが、もともと根が優しいので、結局その黒人ピアニスト、ドン・シャーリーと一緒に旅をするうちにどんどん仲良くなっていくのがおもしろいです。エンドロールで実際のヴァレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)とシャーリー が映し出されるのも楽しい。これって実話もののお約束ですよね。リース・ウィザースプーンの「私に会うための1600キロ」もそう。ちなみに、シャーリー役のマハーシャラ・アリさんは、僕にはいまいちだった「ムーンライト」にも出ていた役者さんで、何となく品があって繊細で、ここでは少しゲイっぽい演技もしていて、いやあ~いい役者ですよ、最近の売れっ子なんでしょうか。

あっ、目安の2,000字を超えたので、とりあえずこの辺でアップしますね。って紹介したの、まだ2本だけか。

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