GIGI日記~映画とか本とか~

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その他「年度末中の報道について」

年度末中、かなり頭に来たのは大嫌いなマスメディアの報道でした。ゴーンさん、薬物事件、ゴマキさんなど、相も変わらずくだらない報道が続きましたが、もはやここまで来たかというひどさで痛烈に怒りすら感じました。

一体いつからマスコミは正義の味方になったのでしょうか。オマエらは神かといいたいです。平気で人を追い込んでおいて、もしも自殺したら一体だれが責任をとるのでしょうか。

まずゴーンさん。まるですでに犯罪者と決めつけんばかりの報道姿勢!この国のマスコミは推定無罪の原則を理解しているのでしょうか?長年、日産の救世主として散々に祭り上げ、批判的な記事なんて皆無だったのに、いざ体制がそういうマイナスの方向に向かうと、まるで鬼の首を取ったかのようなバッシングの嵐、嵐、嵐!

じゃあなんで、当時批判的な記事は皆無だったのでしょう。こういう状況になってはじめて、出るわ出るわ「日産社員怒りの告発!」とか「私はこうしてゴーンと戦った!」とかいう記事のオンパレード。だったらどうしてこの人達はその当時に戦わなかったのでしょう。なぜ批判しなかったのでしょう?それが仕事じゃないっすか。

基本的に日本人は、大本営の発表はすぐに盲信して服従する一方で、そういうお墨付きがないと人の批判すらできないという、あまりにも幼稚な国民性で、こういう構造ってホリエモンさんの時と全く一緒というか。

次に薬物事件。僕は薬物をOKとはいいませんが、かのローリング・ストーンズビートルズのジョンだって完全に薬物に手を出していた(いる)わけですし、別にそれはそれでいんじゃね?というスタンスです。まあ、見つかってしまったので罪には問われますが、ジャック・ニコルソンやスティーブン・ドーフとかもよくインタビューで「まあオレは薬物には手を出さないよ、ただ、大麻は薬物だと思ってないけど」とか「マリファナは吸わなかった日はないよね」とかって答えてるし。そして、そういうダメな奴らがステージで爆発するから人々は感動するわけで。

前にも書きましたが、こういう人達は作品とかパフォーマンスだけにストイックでいればいいし、そこで勝負すればいいわけで、つまりは私生活なんてどうでもいいというか。いつまでもマスコミは報道してんじゃねえ!と言いたいです(そろそろしてないかな)。最近のタバコの嫌煙運動ももはや差別の領域に入ってますし。

で、ゴマキさん。これもどうでもいいの一言。マスコミでの報道は避けられないとしても、ただ「不倫」だけではダメなんでしょうか?ホテルで何回とか、ラインの内容とか、事細かにその詳細をマスコミで大々的に報道すること自体が異常と思うのは僕だけでしょうか。最近の殺人事件なんかでも、その殺され方を詳細に報道したりとか、遺族の気持ちを100%無視してる分際でふざけんな!と言いたいです。

ともかく、芸能人だって人間です。で、人間である異常不完全です。なので当然外れてしまうこともありますよ人間だもの。それをまるで世の中(マスコミ)は完璧な人間であふれているかのようなスタンスで断罪的に報道するというのはどうなんでしょう。

本当にこういう報道を我々は求めてるのでしょうか?少なくとも僕にはこんな報道は不要です。なので、ほぼ全て目も通してませんでしたが、お昼にお弁当を食べながら読む新聞とか、ネットを開いてもトップページがこういう報道一色で、ここまでくると洗脳としか思えませんでした。

あのねえ、こういう報道姿勢そのものがいじめがなくならない最大の原因であることを肝に銘じてください。それとくだらない事件や、悲惨な事件の詳細や顛末は知りたくありませんので、一言で報道してください。まちがってもクリップボードなんかにまとめて時系列的にわかりやすく報道するな!と言いたいです。

だったら、最近の最も悲惨で悲劇的なニュージーランドクライストチャーチのテロ事件をきちんと取材して被害者の話を聞いて大々的に報道しろ!と言いたいです。ゴマキの不倫なんかよりも遙かに重要ですよ。