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新春映画「CIVIL WAR」に期待!

久しぶりのブログで、気がついたら5000字を超えていたので、さすがに記事を分けました。さて、国家反逆罪ばりに無知きわまりないアホでバカで無能な今の日本のマスコミは、日経新聞を筆頭に、以下の様なことを未だに主張していますが、こんなプロパガンダ機関と化した会社で社員とか記者とか恥ずかしくないのでしょうか。

大嘘①「ロシアはウクライナに勝利したら、次はNATO諸国に攻めてくる」
⇒ありえませ~ん。あのう、プーチンはドンバス地方のロシア系住民を守るために特別軍事作戦を開始したに過ぎず、領土的野心は一切ありません。そもそも占領した場合に、その地域の国民に衣・食・住と社会保障を与え、食べさせていく必要があるため、それにはとんでもないお金がかかります。そんな割に合わないことを天才プーチンさんがやるはずもありません。せいぜい、ドニエプル川西岸地域をロシア領にする程度で、なによりウクライナを非NATO化して、NATO諸国との間のバッファーゾーン(緩衝地帯)を設けることがプーチンさんの当初からの狙いです。

大嘘②「ロシアはクリミアを無理矢理占領した」
⇒あのう、クリミア併合は国民投票により圧倒的多数で可決されました。そもそも、ロシア系住民の多いクリミア半島では、先のオデッサの虐殺によるロシア系住民へのウクライナの極右勢力の蛮行を目の当たりにし、むしろプーチンに助けを求めたのが併合の最大の理由です。

大嘘③「いかなる理由があろうと、主権国家への侵略は許されない」
⇒あのう~、ロシアに介入させるために散々ドンバス地方のロシア系住民を殺害し続けたのは米英です。ミンスク合意を履行せず、2014年の政権転覆工作(マイダン革命)をしかけ、ウクライナ軍を武装し続けたのは米英であって、当時のアメリカの国務次官補のビクトリア・ヌーランドというバリバリのネオコンですが。。。

もしも毎日、隣の家から銃撃を受けた場合は、さすがに武装してやり返しますよね。それを隣の家の奴が、不法侵入だ!!何があろうと、我が家への不法侵入は許されない!などと主張しますかね?そう言っているのが日本の保守とメディアとどこかの大学のバカどもです。ちなみに日本は、第二次大戦の真珠湾攻撃で同じ目に遭ってますよ。アメリカから散々嫌がらせを受け、原油の輸出を止めるとまで煽られ、そしてやむを得ず、真珠湾を攻撃するに至りました。

そういうアメリカ・ネオコンのやり口を知らず、未だに第2次大戦は日本の侵略が原因だったとかって、未だに無知蒙昧な人がいること自体が教育レベルの低さを感じますね。昔、古舘伊知郎ニュースステーションでそういう発言をして、当知事の石原慎太郎に「君はまだそんなことを言ってるのか、勉強不足だな!しっかりしろよ。」とドヤされてましたが。。。

いずれにせよ「先に手を出した方が悪い」などという主張は子供のけんかレベルの話であって、国際社会ではナイーブすぎて相手にされませんし、アメリカという国は散々そういうことをやって世界覇権国となりました。そもそもそれなら、領海侵犯を繰り返す中国に何もしないのは何ででしょうか。

大嘘④「2024年の大統領選でトランプが大統領になったら民主主義の終焉」
⇒なわけね~だろアホ!と慶応の似非教授には言っておきましょう。このレベルで慶応の教授なのであれば、慶応には行かない方がいいですね。どうしてトランプさんが大統領になったら民主主義が終わるのか、その根拠を示してほしいですね。

民主主義が終わってるのはむしろ現在のアメリカで、政敵を排除するために司法を武器化しているのが今のバイデン政権です。そのためにFBIを使ってやりたい放題やっているのがバイデン政権とその仲間たちで、ロシアゲート事件も1/6の議事堂襲撃事件もすべてでっち上げの大ウソでした。そればかりか2020年の大統領選挙も、2022年の中間選挙も、彼らの仕組んだインチキきわまりない不正選挙でした。

特に2020年の大統領選挙に関して言えば、アメリカの人口は3.3億人で、有権者はそのうちの6割の2億人で、そのうち投票率は毎回6割、つまり1.2億人です。で、左派寄りのメディアの数字を見ても、トランプさんの獲得票数は7400万人でしたので、そうなると1.2-0.74=0.46で、バイデンの票は本当は4600万人だったわけです。この数字、バイデン4600万票というのは、かなり本質を突いていると思いますね。

それがなぜかバイデン票は8100万票を獲得したことになっているので、3500万票分が不正に偽造された郵便投票分とドミニオンという機器の違法な操作にあったことは明白です。

そういうやりたい放題の不正や司法の武器化の一方で、バイデンの身内の犯罪者たちは司法に圧力をかけることで一切なかったことにされています。これのどこが民主主義なのでしょうか?独裁または共産主義のまちがいではないですか。

大嘘⑤「トランプによってアメリカは分断された」
⇒何度も言いますが、すでに民主主義が終わってるのが現在のアメリカで、それに怒り、憤り、極右左派民主党政権から国を取り戻したいと考える保守的なアメリカ人がどんどん増えているのがアメリカの置かれた現状です。

そもそも保守的なアメリカ人はレッドステイト(保守的な州)、つまりはアメリカ内陸部の片田舎にある州がほとんどです。一方で海岸沿岸の州はブルーステイト(リベラルな州)であることが多く、沿岸部の大都市にはホームレスと不法移民による荒廃が進み、富裕層の内陸州(レッドステイト)への移住がどんどん増えているようですね。

その理由は、政権が極左リベラルとネオコンに乗っ取られ、不法移民が大都市に溢れた結果、ブルーステイトにはこれ以上住み続けられないほどに治安が悪化し、犯罪やドラッグ、人身売買が急増し、荒廃が進みつつあるからです。そのためにアメリカは内戦の危機にあるとすら言われてます。

つまり、片田舎で怒りを燃やす民兵組織集団とアメリカ軍との戦争ですね。しかしアメリカ軍自体もLGBTQ政策のあおりを受け、その知的水準や身体能力によらずに入隊が許可され、かつ昇進もできるシステムを導入した結果、軍自体のレベルや練度が落ち、弱くなってるようです。具体的には、その人の能力に関係なく、人種に応じて部門の割合を決めていくという考え方で、要は司令官も、戦闘機乗りも、軍医も、それらに必要な技術力(スキル)に関係なく、特に黒人層を中心に、白人と同レベルで割り振っていくという狂った考え方ですね。その一方で、相変わらずアジア系は冷遇されているようですが。

この考え方はアメリカの大学入試なんかにも反映されていて、ハーバード大学なんかでも各人種で一定割合の合格者の定員を設けているようで、一番優遇されているのが黒人です(これも一番冷遇がアジア系です)。そしてそれを真似するように、日本のメディア(日経新聞)が管理職に女性が少なすぎるので、男性と同レベルの割合に増やすべきだ!などと騒いでますが、そうではなく、そういう男性・女性とかの性別や、黒人・白人とかの人種ではなくて、優秀な人が管理職になればいいだけです。試験も点数の高い順に取っていけばいいだけの話で、人種や性別等の忖度は一切不要です。まあ、それが最も平等で公平公正な考え方なんですが、それは差別だ!などと、自分の能力のなさや努力不足を顧みることなく、そういう無謀な主張をする輩がどんどん増えているのが今のアメリカですね。

⇒さて、映画「CIVIL WAR」に期待!

さて、怒りと使命感に燃え訓練と練兵を繰り返す民兵組織と弱くなったアメリカ軍は、果たしてどっちが勝つのでしょう。しかも、トランプさんは大統領時に軍への待遇改善を積極的に行いましたので、軍人の多くはトランプ支持者が多いのと、アメリカ州兵や警察や保安官の中にも、いき過ぎた左翼リベラル思想に嫌気がさしている人も多いでしょうから、あながち民兵組織に分がないとも言い切れないのではないでしょうか。

さて、今年の春公開のキルスティン・ダンストちゃん主演の「CIVIL WAR」ですが、A24制作なのでおそらくは左派拠りだとは思いますが、見逃せない一本ですね。公開されたトレーラーの中で、一眼レフを構えるキルスティン・ダンストちゃんがめちゃめちゃかっこいいです。ちなみに、キルスティン・ダンストちゃんの旦那のジェシー・プレモンスくん民兵役で出てますね。ちゃっかり夫婦共演しているのがいいですね。赤いグラサンしてるのがジェシー・プレモンスくんですが、彼はマット・デイモンのパクりとか「ザ・マスター」しか出てないとか色々とひどいことを言われてますが、味のある非常にいい役者です。ボクの中では、第二のフィリップ・シーモア・ホフマン的な立ち位置ですね(ザ・マスターでホフマンの息子役を演じてます!)。


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2024年の地図

さて、年も明け、楽しい元旦も終わろうとしています。そして朝の散歩時に公園や歩道に路上飲みなんかのゴミが少なかったのがよかったです。そもそも今日は風が強かったので、どこかに吹き飛ばされてしまったんでしょうか。この、風でゴミが吹く飛ばされる風景は、ハンガリーの巨匠、タル・ベーラ監督のクソ映画「サタンタンゴ」の冒頭シーンのようですね。

昨夜の大晦日は年越しそばを食べ、年が明けた元旦のお昼はお雑煮とおせちを食べ、その後で初詣に出かけ、そして夜はお刺身を食べました。いやぁ~幸せなお正月です。世界はもっと平和で幸せであるべきですね。しみじみそう思います。

さてさて2023年は失敗だらけでダメダメだった日本の政治・経済ですが、ボクの方でさらっとその過ち、つまりはバイデン民主党政権べったりのポチ管政権、ポチ岸田政権の行ってきた悪行をさらっと列挙してみましょう。

①コロナ対策の失敗
⇒今ではワクチン接種と超過死亡の相関が非常に高いことが世界中で明らかとなり、それを告発したニュージーランドの医師が7年の懲役刑を受けました。真実を告発すると逮捕され、投獄されるという共産主義独裁国家ですね。ちなみに日本の超過死亡は、2022年と2023年でそれぞれ20万人を超えているようですが、先の大戦による東京大空襲では8万4千人が、原爆では14万人が亡くなったとされていますので、要はそれに匹敵する人たちがワクチンによって死んでしまったということですね。まあ、マスコミは一切報じませんが。おそらく岸田政権および河野の圧力がかかりまくっているのでしょう。河野という人間のクズたった一人(あるいは政権中枢)の過ちを隠し、選挙で再選を果たすため、政治生命を守るためだけに、10~20万人の日本国民がワクチンで亡くなりました。これだけの国民が死のうが泣こうが一向にお構いなし。これがザ・政治家です。そして管とか岸田政権のコンセプトです。

ウクライナ支持の過ち
⇒開戦当初から、やれプーチンの侵略だ!民主主義への挑戦だ!などと嘘八百を繰り返していましたが、独裁国家ウクライナは、ウクライナ軍の兵士がすでに50万人死亡し、とうとう国家総動員法を発令するようですね。この前も塹壕から逃げ出すウクライナの兵士を自軍の兵士が射殺したり、手榴弾で爆殺していた映像が流れてました。いやぁ~ウクライナって、ものすごく民主主義の鏡的な国家ですよね~。

その一方でゼレちゃん夫妻は世界を外遊の傍ら、海外の豪邸やヨット、ダイヤモンドなんかのジュエリーを大人買いしまくってますが。。。。こういう国を相変わらず延々と支援する岸田政権は、自分たちがむしろ和平の道を塞いでいることに気づいてないのでしょうか。なんでもゼレちゃん家族は、アメリカに亡命する準備を粛々と進めているそうで、すでに大豪邸を購入済みなのだとか。停戦は断固拒否しつつ、国民が何十万人死のうがお構いなしで、前線に女性兵士までを送り込みながら、秘密裏に亡命の準備には余念がないなど、いや~ゼレちゃんって民主的で立派な大統領ですよね~。

③移民政策の過ち
日本は未だに技能実習生制度なんかを推進し、低賃金で働かざるを得ない労働者を海外から大幅に受け入れていますが、そんなことをすれば、日本人の所得は一向に上がるはずもありません。こういう政策もまたグローバリストたちの思うつぼで、彼らはその国の歴史や文化を破壊して、国家という概念そのものを無くそうとしています。そのいい例がアメリカの移民政策で、今アメリカは毎月30万人の移民が押し寄せているようで、国内はホームレスやドラッグ、注射針が散乱し、人身売買も行われるなど、地獄絵図と化しています。そしてそれにまたもや追従しようとするのが岸田政権です。

日本はそもそも、この30年間所得が一切増えていません。その一方で物価と消費税は軒並み上がり、加えて昨今の増税増税!の嵐で、どんどん自由に使えるお金が減っているのが現状です。だって、単なる文庫本が今や1000円オーバーです。買ってませんが、少年ジャンプだって昔は170円でしたが今は300円です。そしてムカつくのがタバコ!タバコも昔は170円でしたが、今や三級品タバコのエコーでさえ500円!

ふざけんな!と言いたい。岸田、小泉、河野の日本史上最悪の『3K政治家トリオ』は、今すぐウクライナ塹壕に引っ越すべきかと思います。

④経済政策の失敗
いずれにせよ、移民を受け入れるのなら、海外の富裕層をターゲットにしたエコノミックフリーゾーン政策など、大金持ちを受け入れるための経済特区を作って、そこに世界最先端の企業を誘致し、それらのセレブにガンガンお金を使わせ、さらに町中にセレブ対象のホテルとか住居とか商業施設を作っていくといったような、UAEのドバイをモデルとした事業計画があってもいいはずです

そこで政府がやるべきは、政府系ファンドの設立と運用です。ファンドとは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品」のことで、フリーゾーンに進出した企業に税金を取らない代わりに出資してもらうわけですね。

ファンド自体は世界中から招いた超一流のファンドマネージャーに運用を任せ、経済特区全体の発展とともに、その成果を出資した企業だけでなく、地域に還元させていく方法で、シンガポールなんかも同じことをやって大成功してます。

そしてこれが今中東で最も成功しているビジネスモデルで、UAEの他の首長国アブダビ、シャルジャ、アジュマン、ラスアルハイマ、ウムアルカイワイン、フジャイラや、サウジアラビアが真似をして、ドバイに追いつき追い越せ!を目標に掲げているそうです。

今の政権は、そういう世界の最先端の事業計画や国家プロジェクトには一切目を向けず、税収が減ってきたら増税増税!、少子高齢化が進んだら外国人労働者!東南アジア系!みたいに、行き当たりばっかりのその場しのぎの付け焼き刃的対策しか発案できません。

これはつまり、政治家と官僚の中枢に、未だに二世や東大エリートの人間しかいないことや、彼らがそもそも会社を経営したことがないこともありますが、何より自己保身にしか興味がなく、国民のことは一切考えていないからなのでしょう。要は「今だけ、金だけ、自分だけ」ってやつですね。

イスラエル支持の過ち
あろうことか、最近は上川外務大臣イスラエルに行き、イスラエルとの連帯を強化するなどというふざけた発言をしてしまいました。イスラエル、というよりイスラエルシオニスト政権がやってることは、単純にガザの民間人の大量虐殺です。ハマスもテロリストですが、現在のネタニヤフ政権もテロリストと何ら変わりません。そもそも現在のネタニヤフ政権は強硬なシオニストの過激派狂人連合政権と言われており、財務大臣ベザレル・スモトリッチ、国家安全保障大臣のイタマル・ベングヴィル、首相代理のヤリフ・レヴィン、国防大臣のヨアブ・ガラントという筋金入りの極右シオニストが集まっています。彼らは一様に「パレスチナなる国家(自治区)はそもそも存在しない」「人間の姿をした動物(パレスチナ人)がはびこっている」などと繰り返し、選民思想に凝り固まった差別主義者そのものです。

なので日本は、あくまでも中立の立場に立って、話し合いでの解決、つまりは和平交渉にのみ、手をさしのべるべきなんですよ。

ちなみに以前、岸田がサウジアラビアへの訪問に際し、中国とサウジの接近に楔(くさび)を打ち込みに行くなどと鼻息粗めにのたまっていましたが、誰にも相手にされませんでしたね。

当然、相手にされないのには理由があり、世界の大部分、つまりはグローバルサウスの国々にとっては(今やG7は少数のマイノリティーです)、日本がバイデン政権の言いなりであることのがわかっているんですね。つまりは属国ということですが、属国の傀儡相手にはMBSムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドゥル・アズィーズ・アル・サウード)も心を開かないってことですよ。

今、世界で起こっているのは、猛烈なアメリカ離れです。歴史的に見て、ここ100年に起きた戦争のほとんどは、米英に暗躍する社会主義者リベラリストネオコン思想のユダヤ国際金融資本(ディアスポラユダヤ)が介入して仕掛けたものであることが明らかになりつつあります。

でも、それに真っ向から立ち向かったのが、トランプさんであり、プーチン大統領な訳ですね。そしてトランプさんはそういうディープ・ステイトに政権の座を追われ、今はプーチン大統領一人で戦っているわけです。

しかし、そのプーチンさんの姿を見て、多くの国が目を覚まし、プーチンの援護にまわりつつあります。トルコのエルドアン大統領ハンガリーのオルバン首相、そしてサウジアラビアのサルマン皇太子(MBSUAEムハンマド・ビン・ザイード・ビン・スルタン・アルナヒヤン大統領イランの最高指導者のアリー・ハーメネイ最高指導者とライシ大統領レバノンヒズボラ(ハッサン・ナスララ)イエメンのフーシ派などなど、今までアメリカという介入主義者の戦争屋たちに国をめちゃめちゃにされた中東の国々が、このプーチンさんの戦いに、その積年の恨みを晴らすべく、どんどん便乗(協力?)しつつあります。

これが今の国際情勢ですが、日本は同盟を結ぶべき相手を間違えてはないでしょうか?それは、ロシアしかありません。日本の隣国で、日本文化と歴史にシンパシーを持っていて、家族制度と伝統に重きを置くプーチン大統領が率いるロシアしかないでしょう。ロシアの美しい町並みや国内産業を大事にするプーチンこそが、日本の真の友人だと、そろそろ認めてはどうでしょうか。 

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及川さんの赤BANとニキータ伝!

さてさて、前回の更新からもう2ヵ月近く経ち、あっという間に年が明けてしまいました!この記事は昨年に書き始めたので、ちょっと時系列がずれてますのであしからず。

しかし最近は特に時の流れが早く感じます。近くの公園のラクウショウが落葉しはじめたのをみると、特にそれを感じますね。だいたい休みの日は朝一で公園を散歩するんですが、今の時期は紅葉がきれいですよね。四季の移り変わりの美しさを実感するとともに、一方でウクライナとかガザで毎日大勢の兵士が死んでいるのを思うと、まだまだ日本は平和で幸せな国だな~と感じるわけです。

さて、最近は特に出張が多かったため、なかなか更新できませんでしたが、その間も色々と本だけは読んでいました。最近は馬渕睦夫さん渡辺惣樹さんやまたつさんの新刊が立て続けに出版され、立て続けに買って読んでますが、彼らの本はすばらしいです。

馬渕睦夫さんは元々はウクライナモルドバの大使をされていたので、あの辺の事情にとても詳しいですし、勉強熱心できわめて正しい歴史認識をされておられます。語り口も穏やかで説明も上手で博識で、こんな素晴らしい方が国政を担ってくれればどれほどよいか。

渡辺惣樹さんは近代歴史学者の大家で、この方の原文にあたっての歴史の再評価と認識力はきわめてエッジが効いていて、この方の著書は国家的な財産にすらなり得るものだと思います。今ボクは渡辺さんの全著書をブックオフとかメルカリとかAmazonマーケットプレイスで収集中ですが、まあ書いてあることが「本物」なので、とにかく値段が高いです。

そしてやまたつさんの新刊が最近出まして、それを現在読んでいますが、面白いですね。彼は若いのに、英語がぺらぺらでYoutubeの配信内容も素晴らしく、アメリカ政治の最新情報の配信に関しては、1,2を争うスピード感だと思います。

一方で、及川さんのYoutubeがBANされてしまいました。ショック~。最初は何が起きたのかよく理解できませんでしたが、ファースト、セカンドがBANされ、さらに新たに立ち上げたサードチャンネルまで即座にBANされたようで、つまりはチャンネルBANではなく、個人BANという最悪の赤BANだったようですね。

しかし、本当に恐ろしい時代です。その後の及川さんのX(twitter)なんかを見ると、結局はYoutubeの親会社であるGoogleが、来年のアメリカ大統領選に向けて、左翼民主党政権を批判するような言論は徹底的に検閲する方針をとったからのようですね。

要は政府がイチ民間企業であるGoogleとつながって、自身の政党に有利な情報のみを発信する(不利な情報は遮断する)といったように、徹底的な言論統制言論弾圧を行うということですよ。

これはもう独裁政権全体主義の最たるものですね。これが世界で現実に今起きていることなわけです。自分たち政権や政府の意に沿わない意見や見解はすべて封殺して排除するということです。

現代の左翼連中・左派連中は、耳心地のよい平等とか自由とか民主主義を声高に主張しますが、一皮むけば自分たちの主張以外は一切認めないという恐ろしい独裁・差別主義者の集団にすぎません。LGBTとか夫婦別姓とかポリティカル・コレクトネスとか、すべてそうです。差別だ!と主張する側そのものが好んで言論弾圧を行う差別主義者なわけです。さらに彼らはその自覚がないので手に負えませ~ん。

そして、それだけ及川さんの発信する情報が、現民主党政権やグローバリストにとっては都合が悪かったということでしょう。

日本政府やアメリカにとって都合の悪い情報は、すべてのメインストリームメディアが報道できない(しない)ばかりでなく、民間企業の運営するSNSでさえもその規制対象になりつつあるということですね。

ただ、この動きって、一部の金持ちエリートのグローバリストやユダヤ金融資本の圧力に屈して、ということも当然ありますが、なんだか日本の場合はもっと子供っぽい理由の様な気がしてます。要は、これまでに政治家と官僚の行った政策の過ちを今更認めたくないから、もはや蒸し返されたくないから、今更追求されたくないから、何より次の選挙で落選したくないから、ボク、政治家という肩書きを失いたくないんだも~んママ~!・・・要はこれが最大の理由だと思います。そのためには「これまでの政策の振り返りと反省と見直し」が一番いやなわけですね。つまりは自己保身そのものです。そしてそういう奴らが今の国政を担っているわけです。とはいえ、原口一博さんなど一部ではありますが、頑張っている議員もおられます。

まあ、今後は、及川さんの動画はXで見ればいいとして、そのBANにより一つだけ収穫もありました。
それは、及川さんがBAN直前にロシアに出かけたときに、一緒にモスクワでコラボされた「ニキータ伝~ロシアの手ほどき~」というYoutubeチャンネルを知ったことですね。
ニキータさんはロシア在住26年のロシア通の方で、奥様はウクライナ出身のロシア人です。この方の配信する動画は非常に完成度が高く、情報も正確で、直近のロシアとウクライナの戦況や政治情勢もわかりやすく解説され、非常に良質なチャンネルです。また語り口がプロのDJ顔負けのしゃべりのうまさ!ぼくの好きなYOUTUBERは、及川さんや石田和靖さんなど、とてもしゃべりの上手な方が多いのですが、また別の意味でしゃべりの上手なニキータさん、本当にすごい方ですので、未見の方は是非!

今年はウクライナの敗北、イスラエルの敗北、パレスチナ国家の樹立、グローバルサウスの台頭、ドルの崩壊、ネオコンの崩壊、アメリカ内戦、トランプの帰還などなど、色々なことがありそうです。我々は今、100年に一度のパラダイム・シフトを目の当たりにしているわけです、そういう時代の節目に生きているわけですね。

特に来年4月に公開のA24最新作「CIVIL WAR」ですが、アメリカの内戦を描いた映画で、予告編を見ただけでもうゾクゾクしま~す!しかもボクの好きなキルスティン・ダンストちゃんが主演を張ってま~す!このトレーラーを見ただけでは、(左派か、右派か?)どちら側なのかわかりませんが、いや~すごく期待大ですね!


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絶対おすすめのYoutube4選

2020年のコロナのバカ騒ぎから現在にかけて、主要メディアの凋落と退廃ぶりが明らかになったわけですが、ボクはそこで気づいてしまいました。日本人ほどメディアの言うことを鵜呑みにし、自分の頭で考えずに盲信してしまう国民って、おそらく世界でも類を見ないレベルではないでしょうか。完全思考停止の1億総洗脳状態!

彼らは基本的なことに気づいていません。それは大手メディアにはアメリカの資本がたんまり入っているので、アメリカに都合の悪いニュースは一切報道しないということです。

まずはそれが前提で、さらに我々のお金で成り立っているはずのNHKも、今や政府のプロパガンダ機関となりはてましたので、もはやテレビをみて情報を得ている人は、世界で起きている本当のことを一切理解できないでしょう。

特にその傾向は、比較的年配の人や、家に帰るとすぐにテレビをつける人に共通する特徴ですね。彼らにとってはテレビの情報がすべてで、メディアの報道はすべて正しいと信じて疑いません。
なのでこういう人に、コロナ、アメリカ大統領選、MAGA運動、ウクライナパレスチナなどの世界情勢(ネオコンの暗躍)や、LGBTQや脱炭素やSDGs(左翼共産主義と環境左翼)などの話をしても、絶対に理解してもらうことはできません。それはつまり、とある宗教にはまった人を、その宗教から脱退させるのと同じレベルの困難さだと思います。

一方で、上記のことはすべてマスコミの言うことが正しく、むしろお前の方が陰謀論にはまってるんじゃないの?といった主張もありますが、コロナ一つとってみても、我が国の超過死亡の増減のグラフが、まんまワクチン接種の時期と重なっていたりとか、色々と事実が明らかになってきました。

2020年のアメリカの大統領選も、「2000Mules (2000人の運び屋)」というドキュメンタリー映画でその不正の実態が赤裸々に語られています。ニコニコ動画で公開されているので、興味のある人は、是非見てみてください。

その対抗措置としては、GOOGLE翻訳を使って世界の様々なメディアの情報を読んでみたり、世界中のYoutuberの動画を見たりして、自分で調べて真実を探っていくしかないわけです。ですがそれは究極にめんどくさいので、国民のほとんどはそういうことはしないでしょう。

ただ、世の中にはまともな人たちもたくさんいて、世界中の良識ある人々が、そういった世界情勢について様々なメディアから情報を集め、わかりやすく解説してくれています。彼らが素晴らしいのは、両者の視点からのソース情報を確認しているところですね。

なので彼らは、日本のクソメディアのように、アメリカのワシントン支局からなどと言って、CNNやBBCワシントンポストニューヨークタイムズなんかのアメリカ左派リベラル寄りのニュースをそのまんまコピペして流すだけの似非ジャーナリズムとは対極の存在と言えるでしょう。

特に最近頭にくるのが、ポリティカル・コレクトネス(政治中立性)などといって、必死に言葉狩りをしていることです。簡単にいうと、保母さんを保育士、看護婦さんを看護士、そして最近では女優を「俳優」と書くなど、もう狂ってますね。

男は男、女は女でいったい何が悪いのか?男性には男性の素晴らしさがあって、女性には女性の素晴らしさがある、それの何が悪いのか理解できません。もちろんボクはそれ以外のゲイもレズもバイもジェンダーも一切否定しませんし、差別もしませんよ。

それはともかくとして、日本のテレビのニュースを見るぐらいなら、そうやって苦労して情報を集め、それを吟味しながら発信している人たちの情報の方がよほど信憑性があるわけです。なので、自分で調べるのが面倒な人は、そういう本物の人たちのYoutubeを見ることを強くおすすめします。

特にボクが好きなのは、①THE WISDOM CHANNELの及川幸久さん、②越境3.0チャンネルの石田和靖さん、③カナダ人ニュースのやまたつさんのチャンネルです。彼らは本当によく勉強していて、皆さん英語もペラペラで、真のジャーナリストですよ。頼むから彼らにピューリッツァー賞をあげてください。なお、コロナとか脱炭素関連は、長尾和宏さん杉山大志さんのチャンネルをよく見ますね。

彼らのYoutubeを毎日みるだけで、世界で起こっている本当のことをどんどん知ることができるようになりますし、いかにマスコミの垂れ流す情報が偏っているかが見えてくるようになります。そしてなんと言っても彼らがすごいのは、毎日動画をUPしていることですね。

①「THE WISDOM CHANNEL」の及川幸久さん
及川さんはその声がかっこいいし、そして今が旬なゲストを呼んで定期的にライブもやってます。及川さんのYoutubeがなかったら、ボクはアメリカの2020年の大統領選挙の最中、悔しさで頭がどうにかなってましたね。あれだけの不正が明るみに出ても、結局はやったもん勝ちの理不尽な展開に毎日怒りを感じていましたが、あのとき及川さんの動画を毎日見て、どうにか悔しさと怒りを納めたのを思い出します。それ以降、毎日及川さんのチャンネルを見るのが日課になりました。
及川さんはとにかく情報網の深さと厚さが素晴らしく、アメリカの伝説のジャーナリスト、シーモア・ハーシュさんの記事なんかもよく紹介されています。及川さんは英語もペラペラで礼儀正しく、日本愛に溢れ、熱心な宗教家でもあり、ものすごく良質なチャンネルを運営されていますね。ボクは及川さんの書籍はほとんど買ってます。

②「越境3.0チャンネル」の石田和靖さん
越境3.0のカズさんは、毎日動画をアップするだけでなく、毎週講演会で全国を周りながら、日本の秘境や海外のツアーまで企画している本当にすごい人です。そして語り口が軽快で話し上手で、中東の知識は日本一だと思いますね。
我が国の中東の学者や外務省なんかより、よっぽど国益になることをやってる人です。中東ばかりでなく、北アフリカ諸国や西アジア、ロシア、コーカサス山脈チェチェンなんかにも本当に詳しいし、知識量がハンパなくて、とにかくしゃべりが上手!かつフレンドリーで気さくで本当にいい人なんだと思います。すごいアニキとしてボクは慕ってます。いつか講演会とかツアーに参加したいなあ~。

③「カナダ人ニュース」のやまたつさん
最後にカナダ人ニュースのやまたつさんですが、彼はまだ30代と一番若いのですが、英語がペラペラでカナダに3匹のかわいい猫ちゃんと暮らしています。この人も勉強熱心で得意な語学を生かして、ありとあらゆる情報ソースを駆使して良質な動画をアップしてます。アメリカとカナダ関連が多いですが、すでに本も2冊出していて、12月に3冊目が出ますね。ボクはもう予約しました。文章も上手で内容も非常に濃くて、しかも今後の日本に役立つ情報が満載です。そしてやまたつさんは日米近現代史研究家の渡辺惣樹さんとも親しく、ボクの見たところ一番弟子のような立ち位置ですね。まあ、弟子というより、二人とも同じカナダ在住ということもあって、渡辺さんがやまつさんに期待して応援しているってとこだと思いますが。

③「そうきチャンネル」の渡辺惣樹(わたなべそうき)さん
あっ、そういえば渡辺惣樹さんもYoutubeのチャンネルを持ってて、そちらもものすごい良質な情報を得ることができますよ。この方ほど日米の近現代史を正確に理解している人は日本にはいないんじゃないでしょうか?あっ、馬渕睦夫大使福井義高さんもいるか。ちなみに渡辺さんの本もたくさん持っているんですが、初期の方のものがまだ高くて入手できていません。アメリカのフーバー大統領を扱った「裏切られた自由」なんて、ものすごい名著ですよ、高いけど。

以上のように、Youtubeを使えば無料で良質な情報を得ることができるのに、なぜテレビ信者はYoutubeをその選択肢に入れないのか理解できません。まあYoutubeにもクソみたいな検閲があって、この4人も毎回とても苦労して発信されていますが、おそらくテレビ信者はYoutubeで上記のチャンネルを探すことすら面倒くさいのかもしれません。けどまあ、人間、めんどくさいと思った瞬間、何も得ることができなくなりますし、痴呆症の原因にもなりますので、どんどん新しいことにチャレンジしましょうよ。

本「数値化の鬼」「リーダーの仮面」「とにかく仕組み化」

忙しいさなか、安藤広大さんの書籍を3冊読みました。まず、このシリーズものすごく面白いです。特に「とにかく仕組み化」は素晴らしいと思います。

まあ、かなり売れているので、詳細はAmazonなんかのレビューを見ていただくとして、是非、ビジネスに関わる方は、こういう考え方もあるんだなという感じで読んでみてはいかがでしょうか。

で、結論から言うと、この本の通りに組織改善がなされれば、それなりに成果を上げられるのだと思います。しかしそのためには鉄の意志が必要です。そして当然のことながら、この書籍で書かれたことが、すべての業種・業態でうまくいくかというと、もちろんそれは無理でしょう。仕事内容はもちろん、そこで働く人々のレベルや、経営者の考え方や立ち位置で、うまくいくケースもあれば、むしろ退職者を増やす結果につながるケースもあるかと思います。

そこは当然ケース・バイ・ケースで、自身の会社で活用できる部分を抽出し、自社用にカスタマイズしたうえで、うまく仕組みを導入し、組織全体にコミットしていく必要があると思います。しかしそのための根回しや説得等の努力は並大抵ではないと思います。

僕が特に感銘を受けたのが、「組織が変わるというのは、組織の仕組みやルールが変わる、ということである」という部分です。これは確かにその通りだと思いました。いくら組織改善、経営改善などと言って、風通しをよくするとか、心理的安全性とか、モチベーションを高めるとか言っても、それはすべて形のない曖昧なものであるので、結局は精神論にしかなり得ず、最終的には気分だけが一時的に高揚しただけで終わってしまいます。

より具体的にどうすればよいか、それは数字を見て目標を設定し、その数字により成果を判断し、そしてそのプロセス(経緯)ではなく、すべて結果に応じて報酬を増減するという、まあ何というか、きわめてドライかつストイックな経営方針ですね。

また、「下手に部下を褒めるとそれでいい思って成長しなくなってしまう」「部下とは適度に距離を保ち、緊張感を維持する」「みんなが組織の歯車としての自覚を持ち、歯車なりの工夫をして成果を最大化する」「感情は抑え、一律に数字で公平かつ透明性を持って評価する」「組織にナンバーワンもオンリーワンも不要である」という、安藤広大語録が淡々と書かれており、なるほどな~と思いました。

そして彼の会社では、みんな上記のような考え方に基づき、生き生きと最大限のパフォーマンスを発揮して仕事をしているようなんですね。

しかし僕が思ったのは、そういう仕事のやり方って本当に楽しいのか?ということです。たぶん仕事なんだから楽しさは不要で、それは甘えであるし、部下の成長にはつながらないってことなんだと思います。

ですが、人間というのは不思議なもので、自分が楽しいと思うことは言われなくてもがんばってやるんですよね。一方、楽しくなくて興味がないと結局やらないし、やってもお粗末で陳腐なものになってしまうわけです。なので、仕事が楽しいと感じることは実は非常に重要なことだと思うわけです。

ちなみに僕がここで言う「楽しい」というのは、なにも「大勢で集まって酒飲んで大声出してバカ騒ぎする」などといったものではありません。まあそれもたまにであれば楽しいけど、毎日がそんな職場だったら、もううんざりです。

では、僕の言う楽しさとは何か?それは一言で言うと、自分の成長を実感できること、なんです。「できなかったことができるようになった」「自分の弱かった部分が改善された」「新しい知識を得た」「お客さんからお礼を言われた」「うまくプレゼンできた」とか、そういうことですよ。

そしてそういう楽しさこそ、バカ騒ぎの飲み会なんかとはレベルの違う充実感と達成感を味わうことができるはずなんです。なので僕は、一緒にやり遂げた部下に対してもお礼を言うし、がんばったプロセスも大事にします。

安藤さんの考え方の柱として、スポーツにはルールがあってすべて結果(数値)によって評価される、ならば、仕事も同様にルールがあって、数値や結果によって評価されるのは当たり前である、というものがあります。

確かにその通りかもしれません。しかし僕はスポーツが大嫌いでした。特にチームワークの必要な団体競技が苦手で、かつ部活内の雰囲気も非常に悪かったのを今でも覚えています。その影響で今でもスポーツは大嫌いで、なんとなくスポーツやスポーツ選手は人格が上というような思想が苦手です。

これってなんか「自然の豊かな場所では、感性豊かで健全な人間性が育まれる!」といった思想と似てますよね。

もしそれが真実であるなら、田舎とか郊外には犯罪が一切発生しないことになりますが、現実はそうではありません。なので、スポーツの考え方を職場に持ち込むのはできれば避けたいと思います。

いくら数字で判断・評価しろといっても、仕事はスポーツではありません。ルールを設けた方がよい場合もあるし、時にルールが弊害になる場合もあります。そしてあなたが上司の立場で、部下が頑張っているのをみると、「よくやった!結果は出なくても、またがんばればいいよ!」と言いたくなりませんか?

そしてそういう言葉をあえてかけないことが、本当に部下の成長につながるのか僕にはわかりません。なぜなら、自分のことを考えると特にそう感じます。入社当時、職場には優しい年上の女性がいて、その人がいつも笑顔で僕を励ましてくれたんですね。「がんばってるね。すごいね。そんなこともできるんだ」

今思うと、僕はこの女性がいなければとっくに会社を辞めていたはずです。一方で、こちらがどんなに頑張っても、ありがとうの一言もなく、こちらの業績は一切評価せず、些細な行動ばかりを責めたてる上司もいました。そして僕はこの人に対しては未だに憎しみの感情しかわきません。

じゃあなぜ僕が成長しなければいけないと思ったのか。それはそうやって励ましてくれた女性のため、そしてお礼を言ってくださったお客さんのため、もう、これに尽きます。そういう人たちのためにもっと努力しよう、もっとがんばらなきゃと思ったわけで、それが社会のため、職場のため、そして回り回って自分のためになるわけです。

なので、この本に感化されて、すぐに職場に導入しようと思ったあなた!十分気をつけてください。当然、導入すべき内容もたくさんありますが、なにより人間は感情の生き物であって、かつ、人間というのはそうそう簡単には変わらないものです。

僕は安藤さんに甘いと言われても、頑張っている部下には素直に「がんばってるね。ありがとう!」と伝え続ける上司にしかなれないでしょう。けれど、それに甘えずに努力を続ける部下であってほしいし、その思いは「決して褒めない」というような行動で示すのではなく、僕の心の中にしまっておくことにしますが。。。

ちなみに安藤さんの経営する(株)識学という会社ですが、グーグルでの口コミ評価が猛烈に低くて笑いました。

我が社では、識学を導入してから全員が退職しました。今では家族とバイトでどうにかやりくりしてます。今では支払った○○万円がバカらしいです。

一度連絡を取って以来、識学から再三勧誘の電話がかかってきます。人の迷惑になるようなしつこい営業はどうかと思います。まずは識学で自社の方針を改善すべきではないでしょうか。

などというニュアンスの口コミに溢れてて、もはやかわいそうになるくらいです。当然、半分はやっかみもあるのでしょうが、ある意味、これが識学という考え方、マネジメントの限界なのかもしれません。仕事はゲームやスポーツではありませんし、感情を持った人間同士で行うものであって、そこに共通に通用するルールやマニュアルのようなものはありません。

ただ、部分的にはものすごくいいことや共感できることも書かれていますので、その中でこれだという箇所を見つけ、少しずつ社内に取り入れていくというのがよいでしょう。要は「外からの物をそのまま受け入れるのではなく、自社用にカスタムしたうえで導入する」といったように、これまでの日本社会がさんざん繰り返してきた欧米社会の導入と同じ考え方ですね。

この、一度受け入れつつ、日本の歴史や文化と照らし合わせたうえで、それらを融合させて日本風にアレンジして調和させる、といった姿勢こそが、日本社会の醍醐味です。

最近のコロナ対策をはじめ、ウクライナ支援、ロシア敵視、イスラエル擁護などもすべてそうですが、欧米の主張をそっくりそのまま受け入れるのはもうやめた方がいいですね。

パレスチナ紛争とネオコンの影

いやいや前回の更新がなんと6月ですか。もう5ヶ月近く更新していませんでした。それはつまり、ものすごく多忙な日々が続いていたということですね。西日本を中心に10回を超える出張、1週間のイベントの運営を2回、その合間に新規採用のための情報収集と根回しなどなど、今年は今までにない動きをとったために、これまでにない神経と能力を使っています。その辺はまた別の機会に整理したいと思います。

しかしその間、世界はどんどん不安定化が進んでいますね。相変わらず日本のメディアは嘘ばかりで、全く信用するに足りませんので、Youtubeをベースに情報を得ておりましたが、さすがに10/7のハマスの件はびっくりしました。

ただ、一つ確実に言えるのは、こういう有事の際は必ずアメリカのネオコンの影があるってことですね。ウクライナ戦争も同様でした。笑ったのは、このハマスイスラエルの紛争で、ゼレンスキーが完全に世界から忘れ去られてしまったということです。その少し前に、ゼレンスキー夫妻はさらなる支援を懇願しにアメリカに行ったわけですが、アメリカの政府高官にほとんど相手にされずに、むしろ煙たがられて、ひどい扱いを受けたわけです。なので逆ギレして奥さんがカルティエで1億6千万円の買い物をして帰ったというエピソードがありますが、これが戦争中の元首のやることでしょうか。

で、そのすぐ後にハマスイスラエル奇襲攻撃があって、もうすっかりメディアはイスラエル一色になっちゃって、ゼレちゃんは利用価値がなくなってポイ捨てされました。

要はアメリカのネオコンというのは、さんざん人権とか民主主義とか言ってますが、ウクライナ住民とかガザ住民とかパレスチナ人なんかのことははもちろん、自国のアメリカ人のことすら何一つ考えていないってことですね。ただ単に自分がお金儲けができればいい、そのためには何十万人死のうがかまわない。そういう悪魔のような奴らです。

そういう奴らに真っ向から対峙し、そいつらをたたきつぶすために戦っているのがプーチン大統領で、ほぼロシアの勝利が確実になりつつあります。西側の支援を失ったウクライナはこれまでに50万人の兵士が死亡し、年内いっぱいもたないのではないでしょうか。

すでに女性までが強制的に徴兵されているようですね。ひどい話です。
この50万人という数字はまあとんでもない数ですが、たとえば東京都江東区、栃木県宇都宮市、千葉県松戸市、千葉県市川市の人口がだいたいこの50万人の都市です。その都市の人間が全員いなくなってしまったという規模ですよ。

イラク戦争では2003年以降の20年で20万人が死亡、シリア内戦では2011年以降の10年で50万人が死亡しました。第二次大戦では、くそアメリカの原爆のせいで、広島で14万人、長崎で7万人が死にました。先の東日本大震災での死者は2万人程度です。

まあこのように見ていくと、わずか2年弱でのウクライナの死者50万人というのは、もうとんでもない死者数であることがよくわかるはずです。

こういう大惨事を世界中で引き起こし、ウクライナで十分に儲けたので、じゃあ次はイスラエルで、というのがネオコンの魂胆でしょう。アメリカのブリンケンとかオースティンとかビクトリア・ヌーランドなんかが中心に動いていますが、その背後にはイスラエル・ロビーがたんまりいますよ。なんでもアメリカ下院でマイク・ジョンソン下院議長のもと、イスラエル支援の予算案が通過したそうです。こいつ、ネオコンじゃないよね。トランプよりとのことですが。。。。

ただ、そういう構図はすでに100年以上前からあって、日清、日露も、第一次・二次世界大戦も、朝鮮戦争ベトナム戦争も、その後のアフガン戦争やイラク戦争、そして東欧のカラー革命も、それにつながるアラブの春イスラム国なんかも、全部こいつらの影がちらついてるわけです。それがインターネットの発達により、誰でもどこからでも情報発信ができるようになって、ようやく一般人でも知ることができるようになったってことですね。

一方イスラエルの場合は、この2年であまりにもめまぐるしく中東情勢が変わってしまったということがありますよね。トランプさんの時は歴史的なアブラハム合意がなされ、対イラン包囲網ってことで、イスラエルと他のアラブ諸国が足並みをそろえる方向でした。ですが、バイデンになってそれがひっくり返り、イランとサウジの歴史的な国交正常化を皮切りに、シリアのアラブ連盟復帰など、スンニ派シーア派の対立構造が軟化し、「パレスチナ大義」という旗の下に、対イスラエル路線が徐々に構築されるに至りました。

これに焦ったイスラエルの極右派シオニスト連合が、今回のハマス紛争を引き起こしたように思います。そもそもハマスというのは、イスラエル側がパレスチナの暫定自治政府であるファタハと対立させるために育てた組織です。2国間解決、つまりパレスチナ自治区を正式な国家として認めるという方針に断固反対するイスラエルの極右シオニストたちは、絶対にそれを容認したくないので、今回のハマスの奇襲を手引きし、それを大義名分として、ガザ地区からパレスチナ人を永久に追放し、かつてのイスラエル王国イラクやシリア、サウジにもかかる範囲の領土)を取り戻すという方針なのでしょう。

しかし、そんなことは世論がおそらく許さないので(←なんとなく最近はこの傾向で、ウクライナの時と違ってイスラエル擁護が微妙に少ない)、最終的にはパレスチナ国家の正式な独立という流れになり、遠回りの二国間解決が成就するというように、そこまで見越してのネタニヤフの目論見なのかもしれません。一方で、ガザ地区近海の海底ガス田の利権を巡っての紛争という見方もあり、はっきり言って何が真実なのかはよくわかりません。

もうひとつ疑問なのは、なぜエジプトが同じイスラム教徒なのにガザ市民をなかなか受け入れないのかってことです。これはハマスムスリム同胞団パレスチナ支部であることが理由です。ムスリム同胞団というのはイスラム原理主義で、イスラーム法(シャリーア)による神権政治を唱えているので、大統領の上に宗教指導者がいるイランと同じ思想信条なわけです。一方で世俗的というか、サウジのように絶対王政の国とは仲が悪かった(反目し合っていた)わけです。なにより、サウジにとってイランのような政権転覆が起きたら一大事なので。

エジプトというのは、アラブの春以降ムスリム同胞団が政権を握っていましたが、現在はそれが打倒され、軍事政権となっていて、ムスリム同胞団は下野(げや)しました。そのため、ハマスやガザ住民をエジプトの領土であるシナイ半島に避難するのを受け入れてしまうと、そこでハマスが台頭し、エジプト国内のムスリム同胞団も再度力をつけてしまうので、エジプトはシナイ半島への受け入れを断固拒否しているようですね。

ただ、ムスリム同胞団って、スンニ派なので、シーア派のイラン(それにヒズボラとかシリアとか)とは敵対関係にあるのでは?この辺は複雑なので、もう少し勉強しないとわかりません。

要はムスリム同胞団というのは反世俗主義なので、イランと同盟関係にあって、一方でサウジとは敵対関係にあったわけですが、それがイランとサウジの歴史的和解(国交正常化)のおかげで、お互いが反目する必要がなくなってしまったんですね。そういう細かな部分にも、このイランとサウジの国交正常化は影響しているわけです。

いずれにせよ、そういう国家や政府、あるいはネオコンの思惑によって、いったい何人の罪のない一般人が犠牲になるのかってことですよ。アメリカもウクライナイスラエルパレスチナも、そこで暮らすほとんどの国民は、日々の生活に手一杯で、戦争なんてしたいはずがありません。

昨年12月に発足したネタニヤフ政権も極右のシオニストに政権を乗っ取られ、ヨルダン川西岸地区(ウエストバンク)への強硬な入植活動をエスカレートさせていきました。ただ、イスラエルの住民は、そんなネタニヤフ政権に嫌気がさし、国外脱出する国民もかなり増えていたわけですね。そういうパレスチナに同情的なイスラエル人もいるのに、そういう人たちすら、このハマスの奇襲で犠牲になっているわけです。

そもそも思想信条は目に見えないので、本来は戦わないでよい人たち、憎しみ合う必要のない人たちが、ネオコンとか国を担う政権の勝手な方針や政策によって巻き込まれていき、そして世界各地で悲劇が起きているわけです。

それは我が国日本も同様で、岸田とか河野のような売国奴の腐った政治家によって、ワクチン接種、ウクライナ支援、脱炭素、SDGsなんかの全く無意味で一切関わりたくない政策や方針に翻弄され、国の行く末として、行きたくもない場所(国家)に強制的に連れて行かれてしまうわけです。

しかし現在は今までのようにやられっぱなしではありません。そういう世界の悪魔のような奴らと戦っているプーチン大統領をみて、第三世界(グローバルサウス)の人々が、BRICSを皮切りにどんどんロシアに歩み寄るようになりました。サウジアラビアやトルコもその潮流に乗っています。

『よその国に自らの利権のために介入するのではなく、その国のことはその国に任せればいい。まずは自国民のための政治をしよう。すべての国が独立国家として自立し、自国第一に考えよう。その上で国際協力を進めればよい。武器を送るのではなく、まずは話し合いのテーブルを用意すべきであって、周辺国は停戦に向けて最大限の努力をすべきである。』

これがトランプ大統領プーチン大統領、グローバルサウス、アラブ連盟の基本的な考え方ですが、岸田を始め、この国のメディアはこういう意見にはなぜか反対のようですね。いったいどっちが正しいでしょうか?

映画「行き止まりの世界に生まれて」

評価:★★★★★

この映画、「ブックスマート」のDVDの冒頭で紹介されていて、ずっと見たかったんですが、擦った揉んだの挙げ句(ぽすれんでひどい目に。。。)、ようやく本日見ることができました。で、結論としては、もう、ものすごくおもしろかったです。

全編に挟み込まれるスケボーのシーンも、監督のビンが一緒にスケボーに乗って撮ってるので、スピード感と迫力と疑似スケーティング感がハンパなくて、冒頭から速攻で持って行かれました。

この映画はイリノイ州北部のウィネベーゴ郡に位置するロックフォードという都市で育った3人の少年が、少年から青年を経て大人になるまでの10年あまりの歳月をドキュメンタリー化したものです。

監督で日系人のビン、黒人のキアー、白人のザックの3人はスケボー仲間で、ヒマさえあればストリートでスケボーする毎日を送っていて、日系人のビンがずっと撮りためた映像の中から、時代設定はあくまでも現在に主軸に起き、時にさかのぼったり、幼少期の映像を挟み込みつつ、彼らの葛藤や挫折、迷いと怒り、憧憬と諦念、そして最終的にはちゃんと和解と希望を示しているのが素晴らしい。

ただ一つ、ボクが強調したいのは、この映画で描かれるロックフォードという都市は、別に行き止まりの世界では全くなく、むしろ最高にクールな街ってことですかね。だって街並みがハンパなくキレイなんですよ。家も庭が広くてデカくて戸建てばっかりで、都内みたいにマンションがニョキニョキ生えてないし、空は広いし、みどりが一杯で、川とか橋もキレイで、道路は広くてガラガラ、街も公園もとてもキレイで、こんな街に住みたいランキングナンバー1の美しさ。これで行き止まってたら、ボクみたいなごちゃごちゃした都内に住む人々は、「ゴミ溜めの世界に生まれて」ということになりかねませ~ん。

とはいえ彼らは、彼らなりに深刻な悩みや問題を抱えていて、監督のビンはそれを容赦なくカメラに収めるわけです。まずキアーは、父親と大げんかした後に家出し、その直後に父親が急死し、それに後悔の念を抱き続けています。
そしてザックは恋人のニナとの間に子供が生まれ、若くして親になったプレッシャーから、お互いに苛立ちと不安を募らせ、ケンカの絶えない毎日にお互いに辟易しているわけです。
そして監督のビンもまた、母親に言いたくても言えない悩みを抱えていたわけです。

まあ詳細については是非見てもらうとして、彼らは役者ではなく本物の個人なので、彼らは演技ではなく、本当の自分を随所でさらけ出すわけですが、その姿が見る側の人間の心を猛烈に揺さぶるわけです。

ザックとニナの壮絶な夫婦ゲンカも本物、キアーの涙も本物、そして監督ビンの涙もまた本物です。人は頭では決して制御できないほどの感情に見舞われたとき、涙を流します。複雑で制御不能な強烈な悲しみや怒り、後悔と懺悔、喪失と諦念、そういった感情に激しく心が揺さぶられたとき、涙を流すことでどうにか高ぶる感情を鎮めようとするわけです。つまり、この物語を一言で言い表すとすれば、「スケボーと涙と和解の物語」ということになるでしょう。

たしかにこのロックフォードという都市は五大湖周辺のラストベルトに位置し、グローバル化の煽りを受け、製造業が衰退し、錆びれた地方都市なのかもしれません。ですが、実は森の都市とも呼ばれ、みどり溢れる非常に美しい都市なんです。夏は木々が青々と生い茂り、秋には街路樹が紅葉に染まり、冬には一面が雪に覆われ、四季の移り変わりや街並みも素晴らしい。

ぼくが一番好きなのはキアーのはにかむような笑顔です。キアーは心優しい青年で、一生懸命働き、どうにか親元から自立しようと日々努力しています。ザックは顔がいいので、モテてすぐに女の子が寄ってきますが、エンディング間近に、彼が悲痛な表情で「オレが一番クソで負け犬で救いのようのないクズなんだ!ファック!」と、声を震わせて必死に叫ぶのが涙なしでは見られません。

でも彼らって一体どこがクズで負け犬なのでしょうか。たかだか20歳か30歳で人生が決まるはずがないし、そもそも高校中退や家出なんてどうってことないし、親も生まれも育ちも、人種や肌の色が一体なんだというのか?

なによりも彼らは最高にスケボーがうまい!それだけで他の人たちとは違う景色を見ているわけですよ。街中の道路際の階段や手すりや縁石やバンパーなんかに、スケボーで乗っかって擦った跡がたくさんあるわけですが、劇中で随所にそのこすった跡が静止画で挿入されるんです。だけどこれって、スケボーやってる奴じゃないと気付かない傷跡なわけです。そういう意味で、彼らにしか見えない世界があって、その世界に彼らは包まれていて、ある意味その時点で彼らは救われているんですよ。

この映画はそういうスケボーと涙と和解を描いた魂のドキュメンタリーなんですが、ぼくは以前見たスタジオA24の雰囲気だけの「mid90s」というクソ映画よりもよほど本作の方が好きですね。こういう映画って、仲間とパーティーでバカ騒ぎというのが定番なんですが、この映画にはそういうシーンがほとんどないんですよ、多分彼らもそういうのが嫌いなんだと思いますが、そこもまたボク的には共感です。